オープンワールドモンスター育成クラフトゲーム『パルワールド』Steamで2024年1月早期アクセス配信開始へ。不思議な生き物パルを捕まえ、強制労働や食用に

ポケットペアは6月9日、『パルワールド(Palworld)』の早期アクセス配信を2024年1月に開始すると発表した。『パルワールド』は、不思議な生き物パルたちと関わり冒険する、マルチプレイ対応のオープンワールドサバイバルクラフトモンスター育成ゲームである。

国内のゲーム開発会社ポケットペアは6月9日、『パルワールド(Palworld)』の早期アクセス配信を2024年1月に開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。発表に合わせて、最新トレイラーも公開されている。なお本情報は、ゲームイベント「Summer Game Fest 2023」内で発表されたものだ。

『パルワールド』は、不思議な生き物パルたちと関わり冒険する、マルチプレイ対応のオープンワールドサバイバルクラフトモンスター育成ゲームである。本作の舞台は、不思議な生物パルや違法行為を働く密猟者たちなどが存在する広大な世界。草原や砂漠、雪山や火山など、環境ごとに異なる個性のパルたちが暮らしているという。本作でプレイヤーは、そんなファンタジーでパルたちと遭遇。彼らを育てたり、戦わせたり、強制労働させたり、繁殖させたり、解体して食べたりなど、幅広い関わり方をしながらサバイバル生活を営むようだ。

本作でプレイヤーは、フィールド上に生息する野生のパルたちを捕獲できる。捕獲にあたっては、パルにボールを投げる。ただしパルは、単にボールを当てれば捕まるわけではなく、何らかの方法で弱らせる必要があるという。一例としては、プレイヤーが銃火器やバットなどで直接パルに攻撃。体力を減らして弱らせ、パルを捕獲しやすくするのだろう。

 


捕獲したパルは、個性にあわせて幅広い方法で利用できる。プレスリリースによると、本作には空を高速で飛ぶジェット機パルやガトリングを装備できるパンダパル、灼熱の大地を売るガス獄炎獣パルなどが存在。生産/栽培/料理/発電といった生活要素が得意なパルも生息しているという。動画やスクリーンショットでは、パルに銃火器を製造させているシーンや、パルに乗って戦闘するシーンなども映されている。本作では戦闘や探索から拠点運営まで、パルたちの個性を活かして進めるのだ。また要素としては、本作には絶滅危惧種パルの生息する禁猟区や、パル同士の繁殖なども存在。マルチプレイでは、プレイヤー同士での協力やパル/アイテムの奪い合い、パルの交換やパル同士の戦闘が可能とされている。

 


本作を開発しているのは、国内のゲーム開発会社ポケットペアだ。過去作としては、『クラフトピア』『オーバーダンジョン』など、複数のジャンルや要素を組み合わせた作品をリリース。2020年9月に早期アクセス配信が開始された『クラフトピア』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー1万4359件中82%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

本作においては、サバイバルクラフトやモンスター育成ゲームをベースに、まったく新しい体験を提供するべくさまざまなゲームシステムを取り入れているという。組み合わせによって生まれた新たな体験や、混沌としたゲームプレイに期待したい。

またSteamのストアページによると、本作はプレイヤーからのフィードバックに基づきチューニングを重ねるため、早期アクセスという形式で配信される。早期アクセス配信開始時点では、100種類以上のモンスターや350種類以上のアイテム、70種類以上の建物などが存在。オープンワールドのフィールドやモンスター育成、バトル、建築、クラフトといったシステム群も用意されている。正式リリースへ向けては、新モンスターやフィールドなどを含め、新たなコンテンツの追加やバランス調整などが実施予定。プレイヤーのフィードバックやアイデアに応じて、新たなゲームシステムの採用することも検討されているという。

『パルワールド』は、PC(Steam)向けに2024年1月早期アクセス配信開始予定だ。また昨年9月には「東京ゲームショウ 2022 Xbox ストリーム」内で、本作はXbox One/Xbox Series X|S向けにもリリース予定であることも明かされていた。

【UPDATE 2023/6/9 16:45】
Xbox版について追記

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2563