デッキ構築対戦シューター『Friends vs Friends』Steamで好調な滑り出し。お安く奥深くなカードと駆け引きの銃撃戦

Raw Furyは5月30日、『Friends vs Friends』を発売した。Steamでのユーザーレビュー、同時接続プレイヤー数ともに好調なスタートを切っている。

パブリッシャーのRaw Furyは5月30日、『Friends vs Friends』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam) 。定価は1200円となっている。2023年中にはコンソール版も発売予定とのこと。ゲームは日本語表示にも対応している。同作はSteamでのユーザーレビュー、同時接続プレイヤー数ともに好調なスタートを切っている。

『Friends vs Friends』は、デッキ構築型カードバトルの要素が入ったFPSだ。カートゥーン調の擬人化した動物たちが、1対1、もしくは2対2で戦い合うシューターとなっている。ネットワーク対戦にて世界中のプレイヤーとマッチできるほか、フレンドを招待できるプライベートマッチも搭載している。


本作は、一般的なFPSのシステムに、カードバトルの要素が組み込まれているのが特徴となっている。武器、自分/相手に与える効果、トラップ、グレネードなどが、カードになっており、25枚組のデッキをつくり、対戦をし、お金を集めパックを購入し、新たなカードを手に入れていくというのが、ゲームの基本的な流れとなっている。

効果カードには、銃の威力上昇や、体力上昇といったものから、相手の頭を巨大にしてヘッドショット判定を大きくするカードや、被弾した時にまるで忍者のように一定時間透明になるカードといったユニークなものまでそろっている。また、キャラクターそれぞれにも、固有の能力があり、キャラクターとデッキ、そして自分のプレイスタイルに合わせたシナジーを取ることが、勝つことにおいて重要になるだろう。


本作は5月30日にリリースされ、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにて、2262件中80%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。また、同時接続プレイヤー数はピーク時には3727人を記録しており、記事執筆時点で2000人ほどがプレイ中(SteamDB)。好調なスタートを切っているといっていいだろう。

本作は、カードゲームとFPSの読み合い要素をうまく融合させている。「手札でいかに相手よりも優位を取れるか」と「FPSによる立ち回り」によって2軸の読み合いが発生。その駆け引きが対戦を白熱させている印象だ。また、本作は定価が1200円と低価格なことに加え、6月7日午前2時までリリースセールとして、40%オフの720円にて販売している。Steamストアページの文章でも、「低価格+高品質=なのにおもしろい」を売り出しており、気軽に友達を誘ってプライベートマッチを楽しむことができるのも人気の秘訣と言えるかもしれない。


Steamユーザーレビューによれば、ゲームのバランスや、マッチングシステムなどに不満が挙げられているものの、6月2日と6月6日には、パッチが入るなど、積極的にバランス調整や修正を行っているのがうかがえる本作。ポップでファニーなゲームのつくりとは裏腹に、堅実でしっかりとしたアップデートが実施されている。

『Friends vs Friends』はPC(Steam)向けに発売中。6月7日午前2時までリリースセールとして40%オフの720円となっている。

Tamio Kimura
Tamio Kimura

エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。

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