『原神』放浪者の名前が「突然リセットされた」とのユーザー報告。“新キャラと被ったから”説が広まる

『原神』にて、キャラクター「放浪者」のユーザー設定名がリセットされたとユーザーが報告。SNS上では「後から出てきた新キャラと名前が一致してしまったせいではないか」との推察が話題となっている。

『原神』は中国を拠点とするmiHoYoが開発・運営するオープンワールドARPG。同作は現在、miHoYoの子会社であるCOGNOSPHEREのブランド「HoYoverse」より展開されている。本作では、5月24日より最新アップデートVer.3.7「決闘！召喚の頂！」が配信中。多くのプレイヤーが追加されたコンテンツを楽しんでいる。そうした中、とあるユーザーがTwitter上で「キャラクターの名前がリセットされた」と報告し注目が寄せられた。

同ユーザーが伝えたのは、本作のキャラクターである「久世浮傾・放浪者（風）」こと放浪者についてのトラブルだ。報告によれば、本作運営元より同ユーザーに対して「放浪者の名前がゲーム内ルールに違反している」とのゲーム内メールが届いたという。メールの内容を写したスクリーンショットでは、開発元からの連絡時点で名前はすでにリセットされ、別の名前をつけるようにとの指示が記されている。

この運営元メールの背景にあるのが、「プレイヤーが自由に名付けられる」という放浪者特有のシステムだ。プレイヤーは同キャラに関しては、自分でテキストを入力して名付けが可能。そのため、このシステムを利用してギャグのような名前を与えたりする者もいた。そして、放浪者の名前には一部禁止ワードも存在。そのひとつが「別キャラクターと同一の名前」であった。そして、今回もそのルールへの抵触が疑われているのだ。

前述のユーザーの場合には、放浪者の名前を「千織」としていた。そして、詳細の記述は割愛するものの、今回のアップデートにあたり同名キャラクターの存在がゲーム内で浮上したのである。このため、「先に取得していた名前が、後から新キャラと被って剥奪される」という理不尽なかたちではないかとTwitterなどSNS上で話題となっていたのである。

そして、突然の“名前剥奪”に関連してか前後関係は不透明なものの、本作運営元はゲーム内にて「皆さんのアドバイスに基づき」として“不具合”の修正予定を告知した。そちらによれば、Ver.3.7更新の後、一部のプレイヤーにおいて「放浪者の名前が予期せずリセットされる」不具合が生じていたという。不具合の詳細については記述されていないものの、タイミングとして前述のユーザーのような現象への対応とも読み取れる。なお、同不具合は現在修正中であるとされており、修正が完了し次第、補償方法を案内するとされている。

突然の名前リセットがなぜ起こったのか、前述のユーザーが補償を受け取れるのかは現状では不透明。しかし、開発元の対応により、影響を受けたユーザーは放浪者の名前を取り戻し、今から名付けるユーザーも安心できる環境となることを願いたい。

『原神』は、PlayStation 4/PlayStation 5/PC/iOS/Android向けに配信中。アップデートVer.3.7「決闘！召喚の頂！」は、5月24日より配信中だ。