ホラー探索アドベンチャーリメイク『クロエのレクイエム -encore-』Steam向けに発表、6月20日発売へ。グラフィック・音楽が一新され、少年少女2人だけの演奏会が再演

 

インディーゲームパブリッシャーのAnnulusおよび国内のゲーム制作サークル・ブリキの時計は5月20日、『クロエのレクイエム -encore-』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、6月20日にリリース予定。グラフィックの一新などがおこなわれた、フリーゲーム『クロエのレクイエム』のリメイク版となるようだ。

『クロエのレクイエム』は、国内のゲーム制作サークル・ブリキの時計が制作し、2013年にフリーゲームとして公開されたホラーADVである。本作の舞台は、有名な音楽家の住むという呪われた館。主人公のミシェル・ダランベールは、天才バイオリニストの天才だ。ある日、親の元を離れてどこかへ行こうとしていたミシェルは、怪しげな館へと迷い込む。そこでミシェルは、黒髪の少女クロエと遭遇。ミシェルは、なぜかミシェルを名前を知っていたクロエのお願いを聞き、館にかけられた呪いを解くことになる。少年少女の2人だけの演奏会が開かれるという。


ミシェルは、まずは館の中を探索していく。同作はジャンルとしては探索型のADVとなっている。ミシェルは、探索やストーリーの進行に応じてアイテムを獲得。手に入れた楽譜の曲を演奏したり、音楽の知識を使って呪いを解いたりなどによって、館の調査を進めていく。また同作では呪いを解いていくと、天才少年の孤独やクロエの過去などが明らかになるなど、ストーリーが展開。プレスリリースによると、現在と過去の物語が交差したとき真実が浮かび上がり、心を震わせる儚き情念の物語が描かるそうだ。


同作を手がけたブリキの時計は、ぬぱりん氏とななしのちよ氏によるゲーム制作サークルだ。サークルの過去作としては、『クロエのレクイエム』以外にも『トラウマ*トラウム ~翠眼の人形~』などフリーゲームをリリースしている。また『クロエのレクイエム』は、2013年にフリーゲームとして公開。公開後は、ノベル版が刊行されるなどプレイヤーから支持されてきた作品だ。

本作『クロエのレクイエム -encore-』は、そんな2013年にリリースされた『クロエのレクイエム』のリメイク版となる。プレスリリースによると、オリジナル版を過去に一度遊んだプレイヤーも楽しめるようにアップデートを実施。グラフィックが一新されており、音楽も新収録。ボイスについても新規録り直しがおこなわれる。さらに、本作には番外編として制作された『クロエのレクイエム-Con amore-』も収録。番外編は、本編のクリア後にプレイ可能になるそうだ。

『クロエのレクイエム -encore-』は、PC(Steam)向けに6月20日リリース予定。またブリキの時計の新作としては、『少年期の終り』の第1話がPC(Steam)向けに8月リリース予定となっている。