要素山盛りアクションゲーム『Never Grave: The Witch and The Curse』発表。ローグライクとメトロイドヴァニア要素を取り入れ、オンラインマルチをプラス

ゲーム開発会社ポケットペアは5月20日、『Never Grave: The Witch and The Curse』を発表した。『Never Grave: The Witch and The Curse』は、メトロイドヴァニアとローグライクの要素を取り入れた、オンラインマルチプレイ対応の2Dアクションゲームである。

国内のゲーム開発会社ポケットペアは5月20日、『Never Grave: The Witch and The Curse』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2023年冬に発売予定。発表にあわせて、Steamストアページが公開されている。なお本情報は、情報番組「INDIE Live Expo 2023」内で発表されたものだ。

『Never Grave: The Witch and The Curse』は、メトロイドヴァニアとローグライクの要素を取り入れた、オンラインマルチプレイ対応の2Dアクションゲームである。本作ではメインキャラクターの魔女が、復讐のために戦いを繰り広げるようだ。彼女のアクションとしては、トレイラー内では剣を使った攻撃やジャンプ、ローリングによる回避などが確認できる。またアーティファクトの獲得によって、2段ジャンプなどのアクションを習得。彼女には魔法も用意されているという。本作でプレイヤーは彼女と共にダンジョンを探索し、敵やボスを撃ち倒していくのだろう。

ただし、本作におけるプレイヤーキャラクターは魔女ではなく、呪われた帽子の方であるようだ。呪われた帽子には、魔女も含めて被った相手を操る能力が備わっている。本作ではモンスターに帽子を被らせることで、モンスターの操作が可能。さらにモンスターたちには、専用のアクションも用意されている。トレイラー内では、牛のモンスターが力を活かした攻撃をする様子や、黒いモンスターが槍を持って突進するシーンなどが映されている。本作では魔女とモンスターのアクションを駆使し、プレイする度に変化するランダムなダンジョンを探索し、敵と戦っていくわけだ。

 


本作のシステムとしては、拠点のカスタマイズ要素も用意されている。本作ではダンジョン内で獲得した素材を利用し、村を復興させていく。具体的には、新しい施設を建設したり、作物の育成したりといった拠点の拡張ができるという。作成したポーションや料理にはさまざまな効果が用意されており、アイテムによってダンジョンの探索が有利に進められるようだ。トレイラー内では、牛のモンスターが自ら鍋に飛び込むシーンや、魔女と帽子が食事する場面も確認できる。ダンジョンの探索と拠点の拡張を繰り返しながら、攻略を目指していくのだろう。また本作では最大4人でのオンラインマルチプレイに対応しているそうだ。


本作を手がけているのは、国内のゲーム開発会社ポケットペアだ。同社の過去作としては、『オーバーダンジョン』『クラフトピア』『AIアートインポスター』をリリース。ジャンルを組み合わせた作品や、新技術を使ったゲームを発売してきた。2020年に早期アクセス配信が開始された『クラフトピア』では、Steamのユーザーレビュー1万4243件中82%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。また開発は、ポケットペアの社内スタジオであるFrontside 180 Studioが担当している。

本作においては、2Dアクションをベースに、メトロイドヴァニアとローグライクの要素が組み合わせられているという。同じ組み合わせの作品としては『Dead Cells』などがリリースされているが、本作ではモンスターの操作やマルチプレイといった要素も存在しており、本作ならではのゲームプレイが待ち受けているのだろう。

『Never Grave: The Witch and The Curse』は、PC(Steam)向けに2023年冬リリース予定。またプレスリリースによると、プラットフォームは未定ながらコンソール向けのリリースも予定されているとのこと。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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