『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて“丸太ごり押し”攻略に目覚めるユーザーたち。頭脳よりも丸太を使っていくスタイル
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて、丸太だけを用いた力業で、乗り物を作らずに攻略を進めるユーザーが現れている。海外メディアTwinfiniteが伝えている。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中のアクションアドベンチャーだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。
本作では多数の新能力が登場。なかでも「ウルトラハンド」は、プレイヤーたちが最初に手にすることになるであろう能力だ。ウルトラハンドを使えば、フィールド上のオブジェクトを持ち上げて移動させ、好きな向きでくっつけることが可能。たとえば板や丸太に“扇風機”などの動力を組み合わせて、乗り物を作ることもできる。眼前に立ちはだかる課題に対して、プレイヤーのアイデア次第でさまざまな打開策を試せるシステムとなっている。
一方でウルトラハンドと丸太のみを使って、発想力ではなくド根性で本作を攻略するユーザーも現れている。その攻略法は、ウルトラハンドを使って丸太をひたすらくっつけるのみ。いくつもの丸太を繋げて長い橋を作り、水場や空中を渡る力業の攻略法だ。たとえばプレイヤーが初めに渡ることになる水場や、空島内の離れた陸地などを長い“丸太橋”で渡り切ることに成功した事例が報告されている。
Twitterユーザーのnoah!!氏が作り上げ、川に渡した丸太橋では、21本の丸太を使用。陸地と桟橋を連結させる丸太橋を設置し、水場を渡り切っている。また空島の陸地を繋げるR2D2_Alex氏の丸太橋には、16本の丸太が使用されている。橋を架けた際に大きくしなっているのが印象的だ。
なお弊誌で検証したところ、ウルトラハンドで丸太を繋げられる限界は21本。先述のnoah!!氏の例では最長の丸太橋が活用されていたかたちとなる。最大数まで繋げば非常に長い橋となるため、本稿で紹介したほかにも丸太橋を活用できる場所はあるかもしれない。また丸太より長い材料を組み合わせるのも有効だろう。一方で丸太橋を作る際にはかなり時間や手間がかかる。また向こう岸に上手く架けられずに、橋を“落として”しまう場合もありうる。
本作では、基本的には頭をひねって乗り物などを作り出した方が手っ取り早いことも多いだろう。しかし攻略に詰まった際の最後の手段として、ひたすら丸太を繋げる力業を使える可能性を頭の片隅に置いておくのもいいかもしれない。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』はNintendo Switch向けに発売中だ。