『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』にて、シールドを使った「スケートボード」をたしなみ、スタイリッシュな攻略を見せるプレイヤーが現れている。前作にもあった“盾サーフィン”要素が、本作の新要素「スクラビルド」で新たな発展を見せたのだ。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中のアクションアドベンチャーだ。『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の続編にあたる。新作においては、ハイラルの地が突如として天変地異に見舞われる。城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡群が降り注ぐ。大地と大空が広がった世界にて、“右手”に力を宿したリンクがハイラルの異変に立ち向かう。
本作においては、多数の新要素が追加された傍ら、多くのゲームプレイ要素も前作から続投している。そのひとつが、盾サーフィンだ。前作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』からリンクは、装備している盾にジャンプして飛び乗り、斜面を滑り降りることが可能だった。見た目がかっこよく爽快なほか、使い方によっては相当なスピードに乗れる。さまざまなグリッチへの利用もされる重要要素となっていた（関連記事）。本作では、そんな盾サーフィンが進化。盾や武器とアイテムを合体させる「スクラビルド」によって、カートをくっつけた盾を車輪付きのスケートボードと化すことが可能になったのだ。
盾に車輪がつくとどうなるのか。まず、石畳などさまざまな平面をよりなめらかに滑走できるようになる。草地・雪原・砂場など摩擦の少ないところ以外でも滑りやすくなるわけだ。そして、何より魅力的なのが本作の新たなオブジェクト「レール」への搭乗だ。
スケボーにおける代表的なトリックとして、多くの人が縁石の角やレールの上をガリガリと滑っていく「グラインド」を想像するだろう。新作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では、そんなグラインドが思う存分可能なのである。レールグラインドでは、ジャンプしたりかっこよいトリックをキメることも可能。格好よいだけでなく、下向きのレールであれば大きいカートを運んでわざわざ設置することなく滑走可能な利便性も備えている。また、謎解きなどで咄嗟にレールに乗り移るといったシチュエーションでも利用できる。以下の動画は一例となるものの、とある祠のネタバレが含まれるため留意してほしい。
ウルトラハンドだけでなく、スクラビルドを用いた盾でも謎解きを攻略可能な点は興味深い。なおシールドについては、バクダン花やバクダン樽をつけて上に乗ることで、周囲に爆発を巻き起こしつつ無傷で大ジャンプするといったテクニックも開発されている。今後もスクラビルドでは、さまざまな活用法が編み出されていくことだろう。
ちなみに、盾サーフィンの開始方法は、Xボタンでジャンプ中にZL＋Aとなる。この際、事前に盾を構えておく必要はない。そして、スケボーの車輪となるカートは始まりの空島にも豊富に落ちているので、「スケボーをひとつ備えておきたい」という方は拾いにいくとよいだろう。
『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。
※ The English version of this article is available here
