マルチエンド短編ADV『絶対に幽霊なんて出ない高層エレベーター』Steamにて5月13日頃リリースへ。少女を待ち受ける、高層エレベーターの怪現象
みどりげーむず(Midori Games)は5月6日、『絶対に幽霊なんて出ない高層エレベーター』を5月13日頃にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込100円予定。発売日については、1日程度の誤差があるかもしれないそうだ。
『絶対に幽霊なんて出ない高層エレベーター』は、高層エレベーターで奇怪な現象と遭遇する、マルチエンド採用の短編アドベンチャーゲームである。本作の舞台は、ふしぎな高層ビル。主人公のユミは、スーツを身にまとった怖がりな少女だ。ある時、ユミはふしぎな高層ビルの60階から、エレベーターで1階へ降りようとしていた。しかしユミは1階へ向かう高層エレベーター内で、怪現象に遭遇。本作では、少女の巻き込まれるエレベーター内での奇怪な出来事や結末が描かれていくようだ。
怖がりのユミは幽霊なんて出ないと心の中で唱えながら、エレベーターでの時間を過ごす。Steamのストアページでは、本作について「クリックゲーム」と表現されている。プレイヤーは、画面内の任意の場所をクリックすることで行動を選択。扉の開閉や停止フロアの選択を含めたエレベーターの動作や、アイテムの入手や使用など、プレイヤーの行動によって異なるイベントが発生する。
具体的なエレベーター内の出来事としては、奇妙な人や動物が乗り込んできたり、開いたドアの向こうに謎の部屋や幽霊が存在したりといった展開が待っているようだ。本作でプレイヤーは行動の結果やヒントを踏まえながら、何度も繰り返し遊んで多数の結末を目撃していくのだろう。本作にはマルチエンディングシステムが採用されている。プレイ時間は1回数分と短いものの、21種類の結末が存在。機能としては、ゲーム内のコインを使用して未到達のエンディングへのヒントも購入できるそうだ。
本作を手がけているのは、ミドリコ氏によるみどりげーむずだ。同氏の過去作としては、『クロスソウル』や『旅ゲーム』をSteamで配信しているほか、フリーゲームや18禁作品もリリースしてきた。本作に近い過去作としては、2021年にSteamにてシリーズ前作相当の『絶対に幽霊なんて出ないおるすばん』を配信。同作において、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー73件中94%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。ユーザーレビューを見る限りでは、可愛らしい主人公の姿や、多数のエンディングを探るゲームプレイなどが、プレイヤーから評価されている。
一方ミドリコ氏によるCi-en内の投稿(リンク先には一部前作のネタバレ有り)によると、『絶対に幽霊なんて出ないおるすばん』では、プレイヤーの待ち時間が長く、動きや変化が少ないといったなどいくつかの反省点があったという。本作ではそうした反省点を踏まえつつ、制作が進行。プレイヤー次第で起こるさまざまな怪現象や主人公の可愛らしい姿はもちろん、進化した内容にも期待したい。
『絶対に幽霊なんて出ない高層エレベーター』は、PC(Steam)向けに5月13日頃リリース予定だ。