“超リアル”FPS『Bodycam』発表で、ボディーカメラ風FPSはブーム突入。はたしてどのゲームが最初にリリースされるのか

デベロッパーのReissad Studioは4月27日、『Bodycam』のSteamストアページを公開した。そのタイトルやコンセプトは、最近話題となった「ボディーカメラ風FPS」を彷彿とさせる。

デベロッパーのReissad Studioは4月27日、『Bodycam』のSteamストアページを公開した。Unreal Engine 5で開発された没入感のある映像が同作の特徴になるそうだ。そのタイトルやコンセプトは、最近話題となった「ボディーカメラ風FPS」も彷彿とさせる。


『Bodycam』はマルチプレイヤーFPSゲームとして開発中の作品。Unreal Engine 5にて開発されており、非常にリアリスティックな映像が特徴とされている。本作はインターフェースなどのない戦闘中の兵士の視点で展開されるとのこと。タイトルのとおり、ボディーカメラ風の没入感のある映像が特徴となることが予期される。なおSteamストアページ上のスクリーンショットは雑草生い茂る廃墟の壁などを写した、ステージ風景かコンセプトアートのような画像のみが公開されている。

本作を手がけるのはフランスに拠点を置くReissad Studio。18歳のLuca Dassier氏および15歳のLeo氏の兄弟によるスタジオだ。同スタジオではマルチプレイヤーゾンビサバイバルゲーム『Worst World』を開発中。このたび新たな開発中作品となる『Bodycam』のSteamストアページが公開されたかたちだ。


ボディーカメラといえば、先日ボディーカメラ風映像のFPS『Unrecord』が正式発表されたばかり(関連記事)。同作を手がけるのは、フランスに拠点を置く別のスタジオDRAMAだ。同作はUnreal Engine 5で開発されているそうで、カメラ録画の実写映像さながらのUIのほとんどないグラフィックが特徴。前々からプロトタイプ映像が注目を集めていたが、先日正式にお披露目。『Unrecord』の公式Twitterアカウントは4月26日に、Steamでのウィッシュリスト数が1週間で60万件を突破したことを伝えており、大きな注目を集める作品だ。

そうしたなかでSteamにてお披露目された『Bodycam』。同作のストアページ記述によれば、マルチプレイ作品ながら演出のコンセプトが『Unrecord』に似ている。タイミング的に、昨年からの『Unrecord』の注目度が高まった時期ともかぶる。また、『Bodycam』はマルチプレイFPSとして、シングルプレイ専用FPSとして開発中の『Unrecord』とは差別化されているようだ。

先日話題となった『Unrecord』の開発元DRAMAは同作の開発は初期段階であると伝えており、2023年内のリリースは予定していないとのこと。後からお披露目された『Bodycam』の方が先に発売される可能性もありそうだ。

なお先述の『Unrecord』のプロトタイプ映像公開直後には、別の開発元によるボディーカメラ風視点のホラーゲーム『Paranormal Tales』が発表され注目を集めていた(関連記事)。ボディーカメラ風視点の作品へのユーザーらの期待は高まっており、『Unrecord』はその火付け役ともいえる。

一方で開発状況はそれぞれの作品でまちまちだ。『Paranormal Tales』については昨年11月に、Digital Cybercherriesがパブリッシングと開発協力をおこなっていることが発表された。今年3月10日には「Alpha Gameplay Preview」としてゲームプレイ映像が公開。開発初期段階とされる『Unrecord』に先駆けてリリースされる可能性もありそうだ。どのボディーカメラ風FPSが最初に発売されるのかも注目されるところだろう。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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