東方Project新作『東方獣王園』発表、夏コミとSteamでリリースへ。“東方力”を試される対戦弾幕ゲーム
上海アリス幻樂団は4月18日、『東方獣王園 〜 Unfinished Dream of All Living Ghost.』(以下、東方獣王園)を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。また5月8日開催の第二十回博麗神社例大祭での体験版頒布の後、コミックマーケット102で製品版の頒布が予定されているようだ。なお本情報は、ZUN氏自身により東方よもやまニュース内で発表されたものだ。
『東方獣王園』は、スピーディーな対戦が繰り広げられるという、対戦型弾幕STG。上海アリス幻樂団およびZUN氏により展開されてきた東方Projectの第19弾となる。本作の舞台となる幻想郷では、市場が開かれた影響で、古の土地の所有権が無に帰っていた。所有者を失った土地は、霊たちが取り憑くことでいつもの窮屈さを取り戻す。しかし今回は、霊たち中に欲深い獣たちも混ざっていた。博麗霊夢は、ある時そうした霊の中に見覚えのある欲深い動物霊の姿を発見。本作で彼女は、大地を奪う不届き者を退治しながら、動物霊たちの親分を探すのだという。
博麗霊夢や霧雨魔理沙たちは、本作でも弾幕勝負を繰り広げていく。ただし、本作は「世にも珍しい対戦弾幕ゲーム」だと説明されている。ステージやスペルカードの攻略に挑むのではなく、横の画面にいる相手よりも長く生き残ることを目的に、ストーリー展開にあわせた戦いやプレイヤー同士の対戦が展開されるのだろう。
公開されているスクリーンショットは『東方花映塚』を想起させるが、ZUN氏によると、操作感は弾幕感などはいつもの東方に近いシステムへと再構築されているという。ゲーム中には、回避にアドリブが求められるスピーディーな対戦が展開。“東方力”が高いほど有利になるとも記されている。またストーリーモードには、対戦とは少し違うシステムが採用されているそうだ。プレイアブルキャラクターとしては、体験版では博麗霊夢、霧雨魔理沙、高麗野あうん、ナズーリン、清蘭が登場。画面を見る限りでは、ほかにも多数のキャラクターがプレイアブルキャラクターとして登場しそうだ。
東方Project第19弾『東方獣王園』は、PC(Steam)向けに配信予定だ。また5月8日に東京ビッグサイトで開催される「第二十回博麗神社例大祭」では体験版が頒布予定。コミックマーケット102では、製品版の発売が予定されている。