UE5次世代サイバーパンクRPG『Neo Berlin 2087』発表。質感満点の未来ベルリンで、敏腕刑事が正義を求める
Elysium Game Studioは4月7日、『Neo Berlin 2087』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPlayStation 5で、2024年にリリース予定だ。
『Neo Berlin 2087』は、サイバーパンクな世界観で展開されるアクションRPGだ。本作の舞台となるのは、2087年のドイツ・ベルリンだ。未来のベルリンでは、テクノロジーの発達により裕福層と貧困層が分断。それぞれにはっきりと格差が設けられ、富者たちは都市を支配していた。一方で、貧者たちはベルリンを守る壁の外の危険な荒野に追いやられ、毎日生き残るのがやっとの生活を送っていた。
プレイヤーはそうしたいびつな社会で活動する刑事となり、人の行動分析にまつわる特殊能力を活かして事件解決にあたっていく。容疑者の心を読み、隠された真実を白日のもとに晒すのだ。本作では「正義・友情・愛・罪悪感・そして犠牲と裏切り」についての物語が展開されるという。また、倫理的ジレンマなどを含む重厚な物語が展開されるようだ。本作は「ブレードランナー」や押井守監督による劇場版「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」といった映画作品に影響を受けているとのこと。
本作の大きな特徴は、Unreal Engine 5によって描画されるというグラフィックだろう。トレイラーでは雨の降りしきる中での戦闘や、未来のベルリンの様子が映し出されている。無機質でざらついた構造物の高精細な質感のほか、照り返しなど光源の描画も見どころだろう。本作では一人称視点と三人称視点を切替可能で、キャラクターの能力や武器をプレイヤーの好みにカスタマイズ可能だという。プレイを進める上では撃ち合い・ステルス・RPG的アプローチなどさまざまな攻略の選択肢があるそうだ。また、壁の外にある危険な荒野を探索することも可能となっているという。
本作を開発するのは、ドイツ・ベルリンを拠点とするElysium Game Studioだ。同スタジオはIvan Mirkovikj氏によって2019年に立ち上げられたという。同氏はCEOおよびゲーム/アートディレクターおよびリードゲームデザイナーなどを兼任するそうだ。同スタジオは小規模ながら、目標として次世代コンソールおよびPCに向けたハイクオリティゲームを制作することを掲げている。ドイツの行政による制作支援制度などで資金の支援を受けつつ、開発を進めているとのこと。なお、同スタジオは以前『Shadow of Conspiracy – Section 2』なるタイトルにて類似コンセプトの作品を発表していた。
『Neo Berlin 2087』は2024年、対応プラットフォームはPC(Steam)およびPlayStation 5向けにリリース予定だ。なお開発元公式サイトではXbox Series X向けの作品リリースへの意欲も述べられているため、本作の対応プラットフォームが拡大する可能性はあるだろう。