人気ハクスラARPG新作『ディアブロ IV』先行ベータが人気すぎて“ログイン合戦”などが発生、緊急アプデされる。ユーザーに怒られつつもゲーム内容は好評
Blizzard Entertainmentは日本時間3月18日から20日にわたる『ディアブロ IV』のベータテスト先行プレイを開始した。同テストでは多数ユーザーが集ったためか「ログイン順番待ち」や接続問題が発生。開発元がお詫び報告と緊急アップデート配信をするに至っている。
『ディアブロ IV』は、人気ハクスラARPGシリーズ『ディアブロ』の最新作だ。本作の舞台は前作『ディアブロ III』から数十年後となる。ゲームプレイやグラフィックを大幅にパワーアップし、140以上のダンジョンと数十のサイドクエストを実装。過去作の魅力を踏襲しつつ、豊富なキャラクターカスタマイズや、さまざまなゲームプレイ要素を盛り込んで新たな冒険が描かれる。
開発元Blizzard Entertainmentは、日本時間3月18日から本作事前購入者限定のベータテスト先行プレイを開始した。ところが、テスト開始直後から「ログインの待ち時間が長い」「ログインできても突然サーバーから切断される」といった報告が多発。開発元が緊急対応に乗り出す事態となっていた。たとえばRedditでは「『Diablo IV』テストプレイはめちゃ楽しい」と皮肉をこめたタイトルにて、最大52分待ちと記されたログイン画面が共有されている。
同投稿へのコメントでは前作『Diablo III』のローンチ時に発生したアクセス障害になぞらえるユーザーも多いようだ。同作のローンチの際には「Error 37」とのエラーコードに直面してログイン失敗するユーザーが多数発生し、しばらくネットミームともなった。Reddit以外にもTwitterなどSNS上でも、ログインの困難さを伝える投稿が散見される。
こうした状況を受けて、Blizzardは3月18日にログイン問題へ緊急対応中であると報告。ベータテストに寄せられた「圧倒的な反響」に感謝を述べつつている。そして「多くのユーザーはログインに成功している」と釈明しつつ、サーバーの安定性および順番待ち時間の改善に動くと述べていた。そして3月19日には「サーバーの安定性の向上と、コンソール版の待機時間の改善」をおこなうアップデートを緊急配信している。
本作PC版公式フォーラムには、今回の不具合を受け「先行購入したのに週末にベータテストに参加できなかった」といった内容にて、厳しく開発元を批判する投稿などが寄せられている。一方で、Twitter上では本作の内容について好意的な意見が目立つ。無事に接続できたユーザーにとって、概ね好感触なベータテストとなったようだ。
『ディアブロ IV』はPC(Battle.net)/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに、2023年6月6日発売予定。今回のベータテスト先行プレイは、本日20日まで開催予定。なお、3月25日からは誰でも参加できるオープンベータテストも開催予定で、期間は3月27日までを予定している。いずれのテストも、全プラットフォームおこなわれる見込みだ。