農業ファンタジースローライフ『Sun Haven』正式リリースされ好調。エルフや獣人が住まう世界でまったり生活&冒険
デベロッパーのPixel Sprout Studiosは3月11日、『Sun Haven』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Sun Haven』は農業要素のあるスローライフゲームだ。舞台となるのは中世ファンタジー世界。人間のほか、エルフや悪魔、獣人などが住まうこの世界で農業をおこない、冒険を繰り広げるのだ。ソロプレイのほか、公式は最大8人のマルチプレイが可能な点を押し出している。
本作のメインとなる舞台は人間の町Sun Haven。プレイヤーは農業のほか、漁業や採掘、料理やクラフトなどを通して生活。家や農場をアップグレードしたり、多彩な家具で飾り付けたりしよう。町を発展させれば新たなキャラを迎え入れることが可能。またさまざまな種族のキャラとのロマンス要素もあり、性別や種族に関係なく結婚することもできる。
さらに本作では、町の外を冒険することも可能。エルフの村Nel’ Variやモンスターの都市Withergateを巡りながら、メインクエストを進めていこう。戦闘は非暴力的な手段で乗り切ることも可能となっている。
本作は2021年6月に早期アクセス配信開始。約2年を経てアップデートを重ね、2023年3月11日に正式リリースを迎えた。正式リリース後、Steamの同時接続プレイヤー数はピーク時5884人を記録。早期アクセス配信中は同時接続プレイヤー数が約500~1000人で推移してきたことを踏まえると、急激な増加を見せている(SteamDB)。
本作のSteamユーザーレビューを見ると、本稿執筆時点で、直近30日間を集計した最近のレビューでは290件中83%が好評の「非常に好評」ステータスを獲得。またすべてのレビューでも、3261件中91%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。早期アクセス配信中から、好評を博してきたタイトルといえる。
レビューの内容として、本作の売りのひとつである最大8人のマルチプレイ要素については、不具合が多い・同期される要素が少ないなどのユーザー指摘が目立つ。不評レビューの多くを占めているようだ。一方で、農業や戦闘要素、町の住人との交流といった要素から、レビューには本作を『Stardew Valley』などの農業スローライフゲームになぞらえる声が散見される。そのほか本作には、レベルアップによる強化要素も豊富に用意。雨を降らせるなどの現実離れした能力も存在する。さまざまな種族が暮らしている点も含め、ファンタジー要素を強く取り入れている点も持ち味として評価されている。
正式リリースにあたって、本作に向けてはPatch 1.0が配信されている。キャラカスタマイズの新アイテムや新たなペットが複数追加されたほか、多様なアイテムを寄贈して展示するミュージアム(The Museum)が実装。多岐にわたる修正や調整も実施された。早期アクセス配信中の好評に加えて、遊びごたえや遊びやすさをさらに増したことも同時接続プレイヤー数の増加につながったのだろう。
なお本作は正式リリース後にもさまざまな機能の実装が予定されているという。結婚相手との間に子どもをもつ機能や、温室などの農場設備、メインストーリーのエピローグなどの実装が計画されているそうだ。正式リリース後の展開にも注目しておこう。
『Sun Haven』はPC(Steam)向けに発売中だ。リリース記念セールとして、3月18日まで2570円の20%オフとなる2056円で販売されている。