大都市闇社会RPG『The Thaumaturge』発表。『ウィッチャー』リメイク開発スタジオが贈る、UE5で描く近代ワルシャワ怪異譚

11 bit studiosは2月28日、『The Thaumaturge』を発表した。1905年のワルシャワを舞台とする、ストーリー主導のRPGだ。

11 bit studiosは2月28日、『The Thaumaturge』を発表した。対応プラットフォームは(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)。

『The Thaumaturge』はストーリー主導のRPGだ。本作の舞台となるのは、1905年のワルシャワ。当時ロシア帝国支配化にあったこの街には、ポーランド市民のほか、ロシア人兵士、ユダヤ人商人など多種多様な人々が暮らしていた。上流階級と闇社会が表裏一体となった、黒い欲望うずまく大都市で物語は展開していく。

本作の世界にはSalutorなる霊体のような存在がおり、彼らを知覚して使役できる人々はThaumaturge(超常能力者)と呼ばれていた。そうした超常能力者を巻き込んでストーリーは展開。物語のなかでプレイヤーは、道徳観を試されるような選択を迫られるという。

ゲームプレイではターン制バトルが採用。人間のキャラだけでなく、Salutorの超能力攻撃も駆使することになるとのこと。またキャラの成長要素もあり、さまざまな手段で状況に対処できるようになっていくという。またSalutorの能力は世界の探索にも利用できるとのこと。本作はUnreal Engine 5で開発されているとのことで、美麗なグラフィックで描かれたワルシャワの街並みも特長となりそうだ。



本作を手がけるのはポーランドに拠点を置くFool’s Theory。『ウィッチャー2 王の暗殺者』や『ウィッチャー3 ワイルドハント』を手がけたベテラン開発者が多数在籍するスタジオだ。過去には『Seven: The Days Long Gone』をIMGN.PROと共同開発。また現在、CD PROJEKT REDの全面的な監修のもと、初代『The Witcher(ウィッチャー)』のリメイク版を開発している。

Fool’s Theory は2019年末に、11 bit studiosとの協業プロジェクトとして『Vitriol』を発表。このたび同プロジェクトが『The Thaumaturge』として発表されたかたちだ。本作はFool’s Theoryにとって最大規模かつもっとも野心的な作品になるとのこと。『ウィッチャー』シリーズに携わったスタッフたちが手がける、特徴的な世界観の新作RPGの登場を楽しみにしておこう。

『The Thaumaturge』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)向けに発売予定。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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