『ワイルドハーツ』にて、“からくり不使用”の超スピード狩猟者が目撃される。極限獣狩たちには仕掛けすらいらない
狩猟アクションゲーム『ワイルドハーツ(Wild Hearts)』にて、極めて洗練された狩猟方法をおさめた動画投稿された。本作において強力な武装である「からくり」を一切用いずに、きわめて迅速に獣を葬る手際の良さが注目されている。
『ワイルドハーツ』は、コーエーテクモゲームスのスタジオω-Forceが開発するハンティングアクションゲームだ。舞台となるのは、幻想的に表現された中世の日本・あづまの国。この地では自然との融合による独自の進化を遂げた獣たちがその勢力を広げていた。主人公は、あづまの国にかつての暮らしを取り戻すため、古代の技術「からくり」を駆使しながら巨大な獣たちとの戦いに身を投じる。本作は最大3人での協力プレイに対応し、クロスプラットフォームプレイも可能となっている。
本作には飛燕刀/弓/からくり刀/傘/大筒/野太刀/槌/変形棍の8種類の武器が存在。それぞれ特徴的な性能が備わっており、武器とからくりを組み合わせた多彩な戦闘スタイルが可能な点も本作の持ち味だ。
中でも傘は隙の少ない連撃が可能な近接武器。獣の攻撃を受け流せることが最大の特徴といえる。獣に攻撃を当て続けたり、獣の攻撃を受け流したりすることで連舞ゲージが上昇。ゲージの段階が上がると技派生が追加されるなど、攻撃性能が強化される。なおゲージは時間経過で減少していくため、絶え間なく攻撃と受け流しを続けることが求められる。
ハンティングアクションゲームとなる本作では、ソロプレイでのタイムアタック動画もさっそく投稿され始めている。そんな中で、極めて洗練された戦い方で獣を鮮やかに葬る動画が投稿され、注目を浴びている。投稿者はErystia氏。YouTubeにてさまざまなゲームのタイムアタックややり込みプレイ動画などを投稿している人物だ。
動画での相手となるのはラセツザン。軽やかな身のこなしと氷を用いた強力な範囲攻撃が特徴の獣だ。Erystia氏の使用武器は傘。受け流しを的確に駆使してすぐさま連舞ゲージを最大まで上昇させている。その後もラセツザンの猛攻を受け流し続け、隙を見て最大連舞ゲージでの「受け流し→攻撃1→攻撃1」の派生を駆使。多段ヒットによる連撃が強力な派生だ。さらに距離が離れた際には攻撃2で急速接近し、連撃を絶え間なく叩きこみ続けている。
その後も鮮やかな手並みでラセツザンの狩猟をこなしたErystia氏。2分42秒82と、きわめて早いクリアタイムを記録した。ここで注目したいのが、この動画ではからくりが一切用いられていない点だ。本作には多彩なからくりが登場し、強力なものも多い。からくりで獣をいなし、攻撃を叩きこむ戦法をとるプレイヤーが多いだろう。
一方でErystia氏は傘の受け流しを駆使することでからくりを一切使用せず、かつ迅速に戦いを進めているわけだ。なお動画説明欄では、タイムアタックにおける装備についても紹介されている。説明欄では、受け流し成功時に一定時間攻撃が上昇する「受け流し強化」のほか、防御が低下するかわりに攻撃が上昇する「捨て身」などの技能が採用されていることが確認できる。技能についても、受け流しを主体にする戦法にあわせた構成が採用されているわけだろう。
からくりを一切使わないErystia氏のラセツザン討伐動画。きわめて早いクリアタイムを記録していることから、傘ではあえてからくりを用いないことも強力な戦法のひとつなのだろう。発売からまもない『ワイルドハーツ』では、傘に限らずさまざまな武器で今後もさらなる戦法が編み出されていくことだろう。あえてからくりを使わない戦闘スタイルを一考してみるのも面白いかもしれない。
『ワイルドハーツ』はPC(Steam/Epic Gamesストア/EA App)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。
【UPDATE 2022/2/22 21:01】
本文中の一部記載を調整
※ The English version of this article is available here