現代日本の学園バトルSLG『ドラマチックロード 風の発端』正式発表。神奈川と学校の平和は、俺たちが守る
国内ゲーム制作サークルのアラスカ横断部は2月13日、シミュレーションRPG『ドラマチックロード 風の発端』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今年夏に早期アクセス配信としてリリース予定だ。
『ドラマチックロード 風の発端』は、現代日本を舞台としたシミュレーションRPGだ。本作の物語が展開されるのは、神奈川県。登場するキャラクターたちは、剣や魔法はおろか異能力さえもたない、学生や社会人たちだ。ライダー・マジシャン・球児など、現実に存在する立場のキャラクターたちが、平和のために暴走族や犯罪組織に立ち向かっていくという。本作は3部構成となっており、第1部では暁雲(ぎょううん)学園の「二輪部」の部長が、学園の平和を守るため自警団を立ち上げて激闘に身を投じる物語が描かれるそうだ。
本作のゲームプレイは、シミュレーションゲームでありつつもユニットたちは現代の人々。そのため、拳やバイクなどを駆使して敵に立ち向かっていくことになる。また、キャラたちはバイクに乗ったライダーは移動能力に長け、ボクサーは必殺のカウンター攻撃をもっているなど性能面でも個性が違う。そのため、プレイヤーの戦術の好みに合わせたパーティ構築も可能となるそうだ。
また、本作は同一のターン内に敵味方のキャラクターが入り乱れた順番で行動する混合ターン制を採用。プレイヤーの判断力が試される。ほかには「シフトチェンジ」なるシステムにより、プレイヤーは1ターンに1回だけ味方の行動順を入れ替え可能となる。窮地の味方を救ったり、隙を見せた敵に追い打ちをかけたりといった活用法があるそうだ。ほかには、キャラクターをたちが戦闘で利用するアクションは、育成ポイントを振り分けることで強化やカスタマイズが可能。資金投入で全味方ユニットの能力を底上げする「組織強化」といった要素もあり、戦闘の合間の準備も重要となる様子だ。
本作を開発するのは、国内のゲーム制作サークルであるアラスカ横断部だ。同サークルは2006年に『ドラマチックロード 二輪部の挑戦』を制作している。同作は、有料販売としてリリース後にフリーゲーム化。今回の『ドラマチックロード 風の発端』と同じ世界観でのシミュレーションRPGとして、暁雲学園二輪部による戦いを描いた作品となっている。また、2009年にはファンタジーRPGである『REVIVAL-LEGEND』を別名義(Projection-Nermy)にて制作。いずれの作品も、現在フリーゲーム配信サイトなどにてプレイ可能だ。同サークルサイトから各配布ページへ案内されている。
なお、『ドラマチックロード 風の発端』は早期アクセス配信期間として、6~12か月を見込んでいるとのこと。早期アクセス配信開始時点では、シナリオのうち第1部が収録され、メインシナリオステージ13面とフリーマップ5面がプレイ可能。プレイアブルキャラは22名が利用できるという。また、ゲームの基本システムは完成済みとのこと。正式リリースに向けて残り2部のシナリオが追加され、全3部構成となっていく見込み。また、正式リリース時には販売価格が上がる見込みとなる。
『ドラマチックロード 風の発端』はPC(Steam)向けに、今年夏に早期アクセス配信を開始予定だ。