80年代探偵ストラテジー『Rough Justice: ‘84』正式お披露目。エージェントを率いて、腐った都市に秩序をもたらせ
Daedalic Entertainmentは2月9日、デベロッパーのGamma Minusが手がける『Rough Justice: ‘84』を正式にお披露目し、3月13日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、ゲーム内は日本語表示にも対応する。
『Rough Justice: ‘84』は、80年代のボードゲームから着想を得たという、シングルプレイ用のストラテジーゲームだ。舞台となるのは1984年、隆盛のさなかにある都市セネカ・シティだ。プレイヤーはかつて敏腕刑事であったものの、濡れ衣によって失墜した男、Jim Baylorとなる。再起をはかる主人公は“私立探偵事務所”のオーナーとなり、さまざまな事件や依頼に取り組んでいく。刻々と変化するセネカ・シティのなかに秩序を築こうとする主人公たちの裏では、秘密組織による巨大な陰謀が展開されていた。
本作でプレイヤーは、セキュリティーエージェントやバウンティーハンターなど、さまざまな個性をもった人材を雇用・管理・配備。そうしたチームを戦略的に動かし、依頼を解決することでゲームを進展させていく。依頼の内容も、警備や差し押さえから逃亡犯の確保まで多岐にわたるという。
本作はゲームプレイとしては、ダイスやカードを使っての進行や、パズルを解くなどの要素を盛り込んでいるという。エージェントたちには5種類のステータスがあり、それぞれに得意分野が違う。ステータスは0から最大5まで設定されており、ダイスを使っての進行の際にはこのステータス値に応じて振れるダイスの数が変わるという。出目に応じて行動の成否が決まるような仕組みが盛り込まれているのだろう。また、ステータス値を一時的に変動させるギアアイテムも存在している。パズルについては、依頼内容や時代設定に応じたミニゲーム的なパズルが盛り込まれているそうだ。
本作を開発するのは、ドイツ・デュッセルドルフを拠点とするデベロッパーのGamma Minusだ。 Jeremiah Costello氏とFriedrich Klemme氏によって、2018年に設立されたという。両氏はかつてゲームローカライズ会社をふたつ立ち上げるなど、活動を共にしてきたそうだ。また、同スタジオは本作が初のリリース作品となるとのこと。なお、本作は以前から開発が伝えられてきており、今回Daedalic Entertainmentがパブリッシングを担当することが発表。発売日が明かされるとともに正式お披露目となったかたちだ。
『Rough Justice: ‘84』は3月13日、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに発売予定。ゲーム内は日本語表示にも対応する。