『オーバーウォッチ2』シーズン3では、ラマットラのアルティメットが“有限”に。レッキング・ボール、マーシーなどいろいろ調整へ

Blizzard Entertainmentは2月7日、『オーバーウォッチ2』シーズン3で予定されているバランス調整を公開した。ラマットラやラインハルト、レッキング・ボール、マーシーなどに調整が実施される。

Blizzard Entertainmentは2月7日、『オーバーウォッチ2シーズン3で予定されているバランス調整を公開した。シーズン3は日本時間2月8日より開幕予定。

まずシーズン3からは、試合中のヒーロー交替時に保持されるアルティメット・チャージの最大値が30%から25%に減少する。ヒーローを交替する際のペナルティが少し重くなる形だ。そのほか、多岐にわたるヒーローに調整が実施。タンクについては、ロールキューが存在しないモードでのトータルのライフが軒並み減少となる。

また個別のタンク系ヒーローについては、ラマットラのアルティメットやウィンストンのバリアが弱体化。レッキング・ボールは基本ライフが600から450に減少する代わりに、減少した分のライフが150のシールドに置き換わる。ライフの一部が自動回復できるシールドとなることで、ライフ・パックを探したり味方サポートからの回復を受けたりする手間も省けるわけだ。これにより、遊撃手としての強みがより向上させる調整意図があるという。詳細は以下のとおり:

■タンク
D.Va
ロールキューモードのライフは変更なし
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが350から200に減少

ドゥームフィスト
ロールキューモードの基本ライフは変更なし
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが450から300に減少

ジャンカー・クイーン
ロールキューモードの基本ライフは425から450に増加
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが425から300に減少

オリーサ
ロールキューモードの基本ライフは変更なし
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが275から125に減少
・フュージョンドライバー改
ダメージが減衰する距離が25メートルから15メートルに変更

ラマットラ
ロールキューモードの基本ライフは変更なし
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが350から200に減少
・アナイアレーション(アルティメット)
本アルティメットが敵にダメージを与えた際にアルティメットゲージの減少が完全に停止するのではなく、遅くなるように変更。最大で20秒まで継続するように
アルティメットのコストが12%増加

ラインハルト
ロールキューモードの基本ライフは変更なし
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが325から175に減少
・チャージ
クールダウンが8秒から7秒に減少
・ファイアストライク
ダメージが90から100に増加
・アース・シャター(アルティメット)
直撃のダメージが250から170に減少
ノックダウンの持続時間が2.5秒から2.75秒に増加
アルティメットのコストが7%増加
・ロケット・ハンマー
ノックバックの衝撃範囲を10から6に変更

ロードホッグ
ロールキューモードの基本ライフは変更なし
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが700から550に減少
・ホール・ホッグ(アルティメット)
最大持続時間が6秒から8秒に増加
アルティメットのコストが8%増加

シグマ
ロールキューモードの基本ライフは変更なし
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが350から200に減少
・グラビティ・フラックス(アルティメット)
アルティメットのコストが7%増加

ウィンストン
ロールキューモードの基本ライフは変更なし
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが350から200に減少
・バリア・プロジェクター
ライフが700から650に減少

レッキング・ボール
ロールキューモードの基本ライフが600から450に減少
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが350から200に減少
シールドのライフが0から150に変更
・パイル・ドライバー
クールダウンが10秒から8秒に減少
・マイン・フィールド(アルティメット)
アルティメットのコストが9%増加
機雷が起動するまでの時間が1.5秒から1秒に減少

ザリア
ロールキューモードの基本ライフが600から450に減少
ロールキューが存在しないモードの基本ライフが250から100に減少
・グラビトン・サージ(アルティメット)
アルティメットのコストが8%増加



ダメージ系ヒーローにも調整が実施。ソンブラのメイン射撃やライフ・パックのハックが少し強化を受けているほか、ソルジャー76のメイン射撃の反動が緩やかになるという。詳細は以下のとおり:

■ダメージ
キャスディ
・コンバット・ロール
敵への当たり判定で移動を阻害されなくなる
・ピースキーパー
メイン射撃のダメージが減衰する距離が20メートルから25メートルに変更

ジャンクラット
・コンカッション・マイン
最大ダメージが120から100に減少
メイ
・ブリザード(アルティメット)
アルティメットのコストが5%減少

ファラ
・バレッジ(アルティメット)
アルティメットのコストが5%減少

リーパー
・デス・ブロッサム(アルティメット)
アルティメットのコストが8%減少

ソルジャー76
・ヘビーパルス・ライフル
最大反動に達するまでの発射数を4発から6発に変更
反動が12%減少

ソンブラ
・マシン・ピストル
1発のダメージが7から7.5に増加
・ハック
ライフ・パックのハック持続時間が30秒から45秒に変更

シンメトラ
・フォトン・バリア(アルティメット)
アルティメットのコストが10%増加

トールビョーン
・タレット設置
タレットの基本ライフが250から225に減少

ウィドウメイカー
基本ライフが200から175に減少



サポート系ヒーローで大きな調整を受けるのはマーシーだ。自動回復のパッシブがなくなる代わりに、味方への回復量の一部が自分自身にも適用される新たなパッシブが備わる予定。詳細は以下のとおり:

■サポート
アナ
・バイオティック・グレネード
効果時間が4秒から3.5秒に減少

ブリギッテ
・リペア・パック
1秒ごとの回復量が55から50に減少
リペア・パック使用時に即座にライフが25回復するように
・ラリー(アルティメット)
アルティメットのコストが10%減少

ルシオ
・サウンド・バリア(アルティメット)
アルティメットのコストが7%減少

マーシー
・ガーディアン・エンジェル
クールダウンが1.5秒から2.5秒に増加
後方に移動入力しながらのジャンプキャンセルの速度が20%低下
・カドゥケウスの杖
毎秒の回復量が55から45に減少
ライフが半分以下の味方への回復量が50%増加
・リジェネレーション(パッシブ)
リジェネレーションが削除され、あらたに“Sympathetic Recovery”に置き換わる
カドゥケウスの杖での回復量の25%分、自分自身も回復するパッシブに

モイラ
・コアレッセンス(アルティメット)
アルティメットのコストが5%減少

ゼニヤッタ
・破壊のオーブ
弾数が20から25に増加

さまざまなヒーロー調整が実施されるシーズン3。さらなる詳細は公式パッチノートを確認されたい(英文)。またシーズン3では新たなコントロール・マップや多彩なイベントが実施予定(関連記事)。明日のシーズン開幕を楽しみにしておこう。


『オーバーウォッチ2』シーズン3は日本時間2月8日より開幕予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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