アクアプラスの社長に、CREST代表取締役の三上政高氏が就任。アクアプラスの事業拡大へ取り組む

国内のゲーム関連会社CRESTは1月27日、子会社である株式会社アクアプラスの代表取締役社長の変更を発表した。2023年1月6日付で、CRESTの代表取締役である三上政高氏が、株式会社アクアプラスの代表取締役へ就任。

国内のゲーム関連会社CRESTは1月27日、同社子会社である株式会社アクアプラスの代表取締役社長の変更を発表した。2023年1月6日付で、CRESTの代表取締役である三上政高氏が、株式会社アクアプラスの代表取締役へ就任。アクアプラスのさらなる事業拡大へ取り組むという。

株式会社アクアプラスは、大阪および東京に拠点のある、国内のゲーム開発会社である。一般向けのブランド「アクアプラス(AQUAPLUS)」および18禁PCソフトブランド「リーフ(Leaf)」より、20年以上に渡って作品を展開。『うたわれるもの』シリーズや『To Heart』シリーズ、『WHITE ALBUM』シリーズなど多数の美少女ゲームを制作してきた。近年は「アクアプラス」としての活動が中心となっており、2022年11月に『モノクロームメビウス 刻ノ代贖』が発売されているほか、『うたわれるもの ロストフラグ』がスマートフォン向けに配信中となっている。また会社としてのアクアプラスは、2013年10月に「とらのあな」をグループ傘下にもつユメノソラホールディングスの子会社となり、2022年12月にはCRESTによる株式全取得を経て、同社の子会社となっている。

一方の株式会社CRESTは、ポールトゥウィンホールディングス傘下のゲーム/アニメ関連会社である。ゲーム関連事業としてはインディーゲームのパブリッシングを手がけており、『METALLIC CHILD(メタリックチャイルド)』『ARIA CHRONICLE』などが同社より発売されてきた。また2022年4月には、全年齢向けノベルゲームブランド「Novus(ノウス)」の新設を発表している。同ブランドには、株式会社ホークアイによる美少女ゲームブランド「みなとそふと」より、一部の開発スタッフが移籍。ホークアイの代表で、『つよきす』やアニメ「結城友奈は勇者である」の企画原案などを手がけてきたクリエイター・タカヒロ氏と共同で、IP開発に着手するとされていた。なおCRESTは、2023年2月1日にQBISTおよびSANETTY Produceと合併し、株式会社HIKEとなるという。

※右がアクアプラス社長に就任した三上氏、左は執行役員の下川直哉氏


今回の代表取締役社長の変更では、CRESTの代表取締役である三上政高氏が、アクアプラスの代表取締役へ就任した。三上政高氏はCRESTの代表取締役以外に、デルファイサウンドの取締役や上述のQBISTの代表取締役を務めている人物だ。なお、アクアプラス前代表取締役であった野田稔氏は退任したとのこと。

プレスリリースによれば、三上氏は昔から1人のファンとして『うたわれるもの』や『WHITE ALBUM』、『ToHeart 2』などアクアプラス作品をプレイしてきたという。プレイヤーとして当時味わった感動を、若い世代やアクアプラス作品に触れたことのないユーザーに感じてもらえるように、スタッフ一丸となって作品を届けていきたいと語っている。アクアプラスの今後にも、期待したいところだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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