『マインクラフト』最新スナップショットでオートジャンプ初期設定がオフに。一部に憎悪された機能がちょっと引っ込む
Mojang Studiosは1月18日、『マインクラフト』に向けて最新スナップショット(開発版)23w03aを配信した。さまざまなアクセシビリティ機能の調整が実施。なかでもオートジャンプがデフォルトでオフになった点に、一部ユーザーは安堵しているようだ。
『マインクラフト』は、人気のクラフトサンドボックスゲーム。プレイヤーは世界を探索し、素材を収集し、道具を作って行動の幅を広げていく。本作の世界(ワールド)はさまざまな種類のブロックにより、自動生成にて立体的に構築されている。キャラはブロックひとつ分のジャンプが可能で、高低差のある地形も地道にジャンプを重ねて乗り越えることができる。
このたび本作に向けて最新スナップショット23w03aが配信開始された。敵対的MobであるVexのアニメーションが変更。アクセシビリティの調整も多岐にわたって実施され、UIの見やすさや操作性などが向上している。そして今回の調整にて一部プレイヤーを悩ませていた、あるアクションの設定項目の仕様も変更された。オートジャンプ(Auto-Jump)である。
オートジャンプは、本作Java Editionの1.10アップデートにて追加された設定項目。ジャンプでのぼれる段差に向かって歩くと、自動でジャンプしてくれる機能だ。いちいちジャンプ入力をする必要がなくなるため、階段状にブロックが連なった地形をのぼる際などには活躍するだろう。
一方でオートジャンプは、ジャンプでのぼれる段差であれば見境なく機能する。たとえばジャンプした段差の先が断崖になっていたり、溶岩であったりする場合、勢い余って飛び込み死んでしまう危険性があるわけだ。意図せず発動することも多いオートジャンプを、安全性への懸念や操作性の好みから使っていなかったプレイヤーも多いだろう。
設定でオフにすることもできるオートジャンプながら、ひとつ問題があった。デフォルトではオンに設定されているのだ。つまり再インストールや大型アップデートのたびに、オンに切り替わってしまうことがある仕様となっていた。アップデートなどを経て本作を遊んだ際に、慣れないオートジャンプによる“事故死”を経験したプレイヤーもいるかもしれない。デフォルトでオートジャンプがオンな仕様は、公式へのフィードバックでも変更が要望される点であった。
そうしたプレイヤーの声を反映してか、今回のスナップショットにてオートジャンプがデフォルトではオフに変更となった。この仕様が正式アップデートにも盛り込まれれば、今後はアップデートや再インストール後のプレイで事故におびえる必要もないだろう。細かい調整ながら、一部ユーザーには喜ばしい変更点として受け入れられている。
一方でもちろん、オートジャンプを利用したいユーザーは設定からオンにすることも可能。ジャンプ入力を何度も繰り返すのが苦手なプレイヤーは、引き続きオートジャンプを活用できる。また弊誌で確認したところ、オートジャンプをオンでゲームを終了しアンインストールした場合、再インストール後もオンのまま維持されていた。こうした仕様のため、デフォルトがオフになったとはいえ、改めて望みの設定になっているか確認するとよいだろう。
そのほか今回のスナップショットでは多岐にわたる調整・バグ修正などが実施されている。詳細はこちらの公式パッチノートで確認されたい(英語)。