『Dead by Daylight』のカニバルは「当分いなくならない」と公式が声明。「100%いなくなる」という噂に真っ向アンサー

『Dead by Daylight』日本語公式Twitterアカウントは1月17日、同作に実装されている殺人鬼のひとりカニバルが「当分いなくならない」と発表した。噂を真っ向から否定したかたちである。

Dead by Daylight』日本語公式Twitterアカウントは1月17日、同作に実装されている殺人鬼のひとりカニバルが「当分いなくならない」と発表した。リーカーを称するユーザーが、カニバルがそのうち消えることを示唆しており、この情報が一部で拡散されていたが、真っ向から否定したかたちである。


カニバルは、チャプター「レザーフェイス」にて実装された殺人鬼だ。ホラー映画「The Texas Chain Saw Massacre(悪魔のいけにえ)」から参戦したキャラで、ヒルビリーとはまた異なるチェーンソーの使い手として生存者たちに襲いかかる。2017年9月に実装されており、殺人鬼の中でも古参ともいえる。『Dead by Daylight』ユーザーとしても馴染みあるキャラだろう。

そんなカニバルが、『Dead by Daylight』からいなくなるとの噂が今年に入って広がっていた。きっかけは、リーカーを称するユーザーだ。『Dead by Daylight』のリークに関するコミュニティ内で、TwitterアカウントDBDLeaksを運用するユーザーが、「カニバルは100%の確率で『Dead by Daylight』からいなくなる」とコメント。そのほか「あと数か月で購入できなくなる」「今急いでコスメを買わなくても、セールされるからそれを待つべき」といった情報も残していた。その情報は海外で拡散されたのち、日本でそうしたリーク情報を和訳するユーザーも現れ国内でも噂が広まり、カニバルがもうすぐ消えるという噂が今年に入ってコミュニティ内ではもちきりとなっていたわけだ。


実のところ『Dead by Daylight』のコラボDLCについては、消える可能性があるのは確か。形態としてはコラボ元の版権との契約があり、契約を定期的に更新しているという。契約更新がなんらかの理由で進まない場合は、そのチャプターが購入できなくなる(購入したユーザーは使用可能)。実際にそうしたケースはあり、2019年9月に実装された「ストレンジャー・シングス」チャプターのコンテンツは2021年11月に販売停止された。同様のケースは当然起こり得る。

“それっぽい理由”はもうひとつある。というのも、「The Texas Chain Saw Massacre(悪魔のいけにえ)」を題材としたゲームが現在作られているのだ。非対称マルチプレイゲームで、殺人鬼側3人で生存者側4人の人数構成。いろいろと違いはあるものの、競合ゲームなのは確か。ゲーム版『The Texas Chain Saw Massacre』の成功を優先させるべく版元が『Dead by Daylight』とのコラボを打ち切るというのは、“ありそう”な話でもある。

https://www.youtube.com/watch?v=kRA9sTTboiI


しかしながら、カニバルは当分いなくならないと、『Dead by Daylight』日本公式Twitterアカウントが声明を出している。あわせて「正しい情報を得るために公式Twitterをフォローして」との旨の警告をユーモラスに発信した。これに対し“リーカー側”は「公式はリークされた後に急いで契約を更新した」と反論しているが、後出しということもありかなり眉唾の情報である。

一方で日本公式Twitterアカウントは、特定のコラボキャラがいなくなる可能性そのものは否定していない。ユーザーらの「いなくなる可能性はあるのか」というコメントに対しては「『Dead by Daylight』はライブゲームなので常に変化する」「コラボコンテンツは契約更新の成功にかかっている」と返信。一方で、コラボコンテンツが購入不可になる場合は事前にユーザーに伝えるとも答えた。「ストレンジャー・シングス」が購入不可になる際には、3か月前にユーザーに報告されていた。ちゃんと手順をもって伝えていくということだろう。


今回の声明は国内・海外『Dead by Daylight』Twitterアカウント共に出されている。コラボコンテンツがいつか消える可能性があるのは確かなので、その点留意しつつゲームを遊ぶといいかもしれない。

【UPDATE 2023/1/18 11:27】
「今回の声明は国内でのみ出されている」という旨の記述を修正

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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