『CCFF7リユニオン』は納得の「リマスター以上リメイク未満」感。Steam Deckのおすすめ活用法。『High On Life』はおもしろいけど吐きそう。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。367回目です。お風呂上がりの冷えにお気をつけて。
結構デカいという感想も多数
今週はSteam Deckの日本向け出荷が開始。入手した方々の様子をSNSで見てみると、さっそくWindows OSを導入したり大容量SSDを換装したりなど、いじり倒す人が意外に多い印象。確かに、いろいろ試してみたくなるガジェットですよね。もっとも、そのまま利用する方がほとんどだとは思いますが。
ちょっとしたカスタマイズとしては、Xbox Game Pass Ultimate加入者であればXbox Cloud Gamingの導入を今一度オススメしたい。導入手順はマイクロソフトのサポートサイトにて詳しく紹介されています。ひとつコツを挙げると、手順12bの起動オプションに入力する文字列内のURLは「https://www.xbox.com/ja-JP/play」としましょう。「/ja-JP」を追加することで確実に日本語サイトに繋がる。クラウドではありますが、なかなか快適で個人的に重宝しています。
by. Taijiro Yamanaka
おもしろい!気持ち悪い!おもしろい!
今週は『High On Life』を遊んでいました。本作はアニメ「リック・アンド・モーティ」を手がけるJustin Roiland氏によるSFコメディFPSゲームです。『High On Life』でも同氏に由来すると思われる、ナンセンスでシニカルかつ痛快なユーモアは共通。設定としてはジュブナイルSF大冒険な背景ながら、麻薬をすすめてくる肉親や、ホームレスと化したスター賞金稼ぎなど、主要キャラたちの味付けのえぐみが強い。また、「リック・アンド・モーティ」と同様に、クローン技術などSF的設定を生かしたブラックジョークも盛り込まれています。
また、本作はシューターとしては相当堅実な作りになっており、日本語対応は現状していないものの、英語がわからなくても進行には困らなさそうな親切さです。撃ち合いも楽しい。ジョーク含めてRoiland氏のファンやシューター好きにオススメな本作ですが、ひとつ残念なところが。FOV(視野角)の設定が今のところないのです。そのため、視野角は狭めで、普段FOV広め設定の筆者は画面に常時肉薄しているような感覚に。そして本作はおそらく内部解像度がやや低めのようで、アンチエイリアスを含めると画面がもやっとした印象。色彩が派手めなデザインも手伝ってか、山ほどFPSを遊んでもほぼ酔わない筆者がノックアウトされました。でもおもしろいのでやっちゃう。でも気持ち悪い。助けてください。本作はリリース後すぐにオプション改善アプデもされているので、今後の設定追加に期待。
by. Seiji Narita
ザクエアの聖地
『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン』を一気に遊びクリアしちゃいました。結果としては、とても遊びやすく、よかった。PSP版自体出来は良かったのですが、どうしてもテンポが悪い印象が強かったのですが、そのへんうまく解消されていてサクサクっと15時間程度で遊び終えれました。オリジナルも遊びましたが、大満足です。
本作はダッシュ導入に、行き先明示、ロード高速化(PS5版だからかもですが)などなど、当時遊んでイライラしていた要素がうまく解消。どんどんストーリーが進むメインと、たくさんこなしやすいミッションの機能が際立っていて「オリジナルの魅力」を引き出す良い調整がたくさん施され納得の出来でした。
本作はたびたび「リマスター以上リメイク未満」と(いう風に)告知されていました。これは本当に的確だなと。『FF7R』のモデルなどをふんだんに使っていてめちゃくちゃリッチなのですが、一方アニメーションなどは当時のものも残っており、割と古さもあり。が、フルボイス含めて全体的には現世代クオリティ。これをリメイクといってしまうと期待値的に叩かれてしまう。でもリマスターでもない。なので、「リマスター以上リメイク未満」という表現は納得です。しいて欠点を言うとすれば、流れる当時のムービーと今のモデルの造形が違うので、序盤は「ザックスの作画がコロコロ変わる」と厄介オタク気味でしたが、クリアする頃には慣れておりました。良いゲームだった。
by. Ayuo Kawase
【UPDATE 2022/12/19 12:05】
「リマスター以上リメイク以下」としていた表現を「リマスター以上リメイク未満」へと変更