北欧神話サバイバル『Valheim』大型アプデ「Mistlands」配信開始。霧深い新バイオームと多彩な新要素が実装

Iron Gate Studioは12月6日、『Valheim』に向けてPatch 0.212.7「Mistlands」を配信開始した。新たなバイオームであるMistlandsを正式実装するアップデートとなっている。

Iron Gate Studioは12月6日、『Valheim』に向けてPatch 0.212.7「Mistlands」を配信開始した。新たなバイオームであるMistlandsを正式実装するアップデートとなっている。


『Valheim』はPC向けに早期アクセス配信中の、北欧神話やバイキングをテーマにしたサバイバルゲームだ。主神オーディンのため宿敵を倒しつつ、混沌とした世界に秩序をもたらすことが目的である。自動生成される広大な世界で、狩りによる食料の確保や建築を通じて生活基盤を確立。伝説の生き物と戦ったりしつつ、世界の探索を進めていく。

本作は2021年2月の早期アクセス配信開始から口コミを中心に話題を呼び、ピーク時には50万人以上の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。今年4月には売上1000万本を突破したことが報告されておりセールス面も好調だ。またSteamユーザーレビューには本稿執筆時点で32万件以上のレビューが寄せられ、うち95%が好評の「圧倒的に好評」ステータスとなっている。


このたび本作に向けてPatch 0.212.7「Mistlands」が配信開始された。新バイオーム「Mistlands」を追加する大型アップデートとなる。Mistlandsはその名のとおり霧深い土地だ。遺跡が点在するバイオームとなっており、不気味なクリーチャーが徘徊している。新たなクリーチャーは9種類が登場するほか、Mistlands内にはボスも用意。さらに、新しいゲームメカニクスも導入されている。キノコの栽培や鶏の飼育といった要素のほか、ゲーム内にはNPCも登場。NPCはこちらが危害を加えない限りは友好的に接してくれるそうだ。そのほか新たなクラフト材料、クラフト可能アイテムや建造物など、多岐にわたる新要素が導入される。

注意点として、Mistlandsのバイオームは未開のエリアでのみ生成されるとのこと。マップの大部分が判明しているプレイヤーは、新たなワールドでプレイを始めた方がいい場合もあるそうだ。またModを導入している場合は、互換性がないとゲームが起動しない場合もあるという。導入したModを削除するかModの更新を待ってからプレイしてほしいとのことだ。


Mistlandsについては昨年10月に実装が告知され、Steamでのお知らせや開発者Twitterにて度々情報が小出しされてきた。正式発表から1年以上を経て、先日ついにパブリックテストとしてお披露目。約2週間のパブリックテストを経て正式実装に至ったわけだ。テスト時のフィードバックは開発の大きな助けになったとのこと。パッチノートには、開発元からパブリックテスト参加者への感謝が綴られている。

来年2月で早期アクセス配信開始から2年を迎える『Valheim』。開発が続けられていた大型アップデートも正式実装され、ますます遊びごたえのあるゲームへと変化を遂げた。なお今回のアップデートにより、実装予定の9つのバイオームのうち、7つ目となるMistlandsが実装されたことになる。残す2つのバイオームの登場も楽しみにしたい。

『Valheim』はPC(Steam/Microsoft Store)向けに早期アクセス配信中。PC Games Passにも対応している。また2023年初頭にはXbox向けにも配信予定だ。なおSteamでは12月12日まで、定価2050円の30%オフとなる1435円でセール中となっている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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