『オーバーウォッチ2』新ヒーロー「ラマットラ」は“入手条件が緩和”される。バトルパスの向こうから、すこし歩み寄る

『オーバーウォッチ2』では、明日12月7日よりシーズン2が開幕予定。新ヒーローであるラマットラが登場する。そんななか、本作開発陣が新ヒーローの入手条件緩和を発表した。

オーバーウォッチ2』では、明日12月7日よりシーズン2が開幕予定。新ヒーローであるラマットラが登場する。そんななか、本作開発陣が新ヒーローの入手条件緩和を発表。プレミアムバトルパス未導入ユーザー向けに、ラマットラがやや入手しやすくなることが明かされた。


『オーバーウォッチ2』はBlizzard Entertainment(以下、Blizzard)が手がけるオンライン対戦FPSゲーム。人気を博した『オーバーウォッチ』の続編として、基本プレイ無料タイトルとして10月5日にリリースされた。本作はリリース後約10日間にて、全世界合計プレイヤー数2500万人を突破したとして好調が報告されている。一方で、プレイヤーらからはバランス調整やゲームシステムなどへの不満の声も寄せられている状況だ。

中でも、本作のヒーローが「バトルパスでのアンロック」方式となった点は、プレイヤーからの批判の的となっている。買い切りタイトルの前作『オーバーウォッチ』では、登場・追加ヒーローはすべて実装時点で利用可能となっていた。一方で、基本プレイ無料となりバトルパス方式を導入した本作『オーバーウォッチ2』では、追加ヒーローのアンロックにはバトルパスの進行が必要に。ゲームプレイやゲーム内チャレンジの完了を通じてバトルパスXPを稼ぎ、一定のティア(レベル)までバトルパスを進めなければいけないわけだ。シーズン1の実装ヒーローであるキリコは、前作所持者や後述のプレミアムバトルパスユーザーを除いて、バトルパスティア55到達の報酬となっていた。一定のプレイ時間を要する道のりだといえる。


一方で、プレミアムバトルパスを有償のゲーム内通貨で購入すれば、即時ヒーローがアンロックされる。つまり、プレイヤーによっては新ヒーローのアンロック状況に差異が生まれることになり、新ヒーローの性能によってはチーム間の大きな戦力差にも繋がりうることとなる。そのため、入手条件の緩和や、アンロック方式の変更などの提案も寄せられていた。シーズン2開幕と新ヒーローであるラマットラ実装を前にして、懸念の声がユーザーらから投じられていたのだ(関連記事)。

そうした懸念へのひとつの回答が、本作運営側からなされた。本作ゲームディレクターのAaron Keller氏は12月6日、自身のTwitterアカウントにてバトルパスについてコメント。シーズン2のラマットラは、バトルパスティア45の報酬となることを明かした。ヒーロー入手への道のりが10ティア緩和されたかたちだ。また、ウィークリーチャレンジについても達成条件を緩和するとして、バトルパスを進捗させやすくする方針を伝えている。こうした調整は、シーズン1でのデータを分析した結果として決定されたそうだ。

ユーザーの声を反映したとみられる上述の告知には、歓迎の反応が散見される。一方では、「まだ不十分である」との声も目立つ。入手ティアのさらなる緩和を求める者のほか、引き続き「新ヒーローは即時解禁にすべき」といった論調も見られる。プレイヤーがこの変更を肌でどのように感じ取るかは、明日のシーズン2開幕を待つことになるだろう。

オーバーウォッチ2』シーズン2は日本時間12月7日開幕予定だ。

Sayoko Narita
Sayoko Narita

貪欲な雑食ゲーマーです。物語性の強いゲームを与えると喜びますが、シューターとハクスラも反復横とびしています。

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