『フォートナイト』がUE5.1および新技術対応で美麗化。Epic GamesがLumen/Naniteパワーを見せつける
Epic Gamesは12月4日、『フォートナイト』バトルロイヤルにて、チャプター4シーズン1を開幕した。それにあわせたアップデートにて、エンジンはUnreal Engine(以下、UE) 5.1に移行。あわせてLumenやNaniteといったUE5の先進的機能に対応し、ビジュアル面などが大幅グレードアップされている。
『フォートナイト』バトルロイヤルは、Unreal Engineなどを手がけるEpic Gamesが開発・運営する、人気オンライン対戦TPSゲームだ。本作は12月4日にチャプター4を開幕し、エンジンをUE5からUE5.1に移行した。エンジンがバージョンアップしただけでなく、Nanite、Lumen、仮想シャドウ マップ、そしてテンポラル スーパー解像度などの機能が作品に新たに盛り込まれた。
たとえば、Naniteは高精細な3Dモデルを高効率で描画可能にする。これにより、アップデート後の『フォートナイト』では建築物はリアルタイムに数百万ポリゴンで描画され、ディティールや自然もより緻密に描かれているそうだ。そしてLumenは、高品質・リアルタイムのグローバルイルミネーションを効率よく可能にする機能。これらの機能により、グラフィック面が大幅に向上した。UEを手がけるEpic Gamesがみずから率先して、本作にてその実力を示したかたちだ。
ほか、仮想シャドウマップにより詳細な影の描画を実現。テンポラル スーパー解像度(TSR)技術では、低解像度をアップスケーリングすることで、高品質なビジュアルを高フレームレートで実現するとのことだ。一連の機能に対応するのはPC/PS5/Xbox Series X|Sおよびクラウドゲーミング向けの『フォートナイト』となる。各プラットフォームでの有効化設定の詳細などは、公式の告知ページを参照してほしい。
『フォートナイト』ではチャプター4シーズン1が現在実施中だ。なお、次シーズンとなるチャプター4シーズン2からは、Windows 7と8が本作の公式サポートの対象外となることも明かされている。