支離滅裂恋愛ADV『狂気より愛をこめて』2023年春リリースへ。“会話の成立しない”男子たちとの高校生活

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMおよびヴァンパイア株式会社のブランドjamsanpoidは12月4日、『狂気より愛をこめて』を2023年春にリリースすると発表した。混沌とした恋愛アドベンチャーゲームである。

弊社アクティブゲーミングメディアのゲームパブリッシングブランドPLAYISMおよびヴァンパイア株式会社のブランドjamsanpoidは12月4日、『狂気より愛をこめて』を2023年春にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。なお本作は、PLAYISMからリリースされることとなる。


『狂気より愛をこめて』は、おかしな男たちが登場する、混沌とした恋愛アドベンチャーゲームである。本作の主人公は、以前まで通っていた高校が爆破されてしまったため、近所の私立立古歌院学園(こかいんがくいん)へ転入することとなった高校2年生だ。主人公は、新たな学校で高校生活を過ごしていくが、古歌院学園には様子のおかしい男たちが待ち受けていた。

主人公と同じクラスで明るく誰にでも優しい、意味不明な単語を並べてくる男・佐伯祐介。古歌院学園の保険医でいつも髪にタツノオトシゴが挟まっている、逆翻訳で喋る男・荒川修司。古歌院学園の生徒会長を務める成績優秀な3年生で、謎の言語を操るアオルタ。やけにオカルト的な事情に詳しいが、遭遇すると暴言や罵倒をしてくる謎の可愛らしい少年・田村マシュマロ。支離滅裂な言動の男やそもそも会話が成立しない男など、4人の個性的な男たちが登場。本作では彼らとの青春が描かれていく。



主人公は1年の学園生活を通して、4人との交流を深めていく。部活動や体育祭、夏祭りやお正月、バレンタインやうなぎとばし大会など、さまざまなシチュエーションで会話の成立しない男たちと会話。ゲーム中では、プレイヤーの選んだ選択肢によって好感度とストーリーが変化し、攻略キャラクターに応じてエンディングが変化する。ドット絵とフルボイスで、選択肢によって変化する混沌とした青春が描かれていくのだろう。



本作を手がけているのは、国内のクリエイターじゃむさんっぽいど氏だ。同氏の過去作としては、夜にしか遊べない『ヨルダケ』や、深海を180秒間探索する『180sDIEving』などが、フリーゲームとして公開されてきた。同氏のpixivFANBOXの記事によると、制作中の本作を勤め先の人に紹介したところ、「これはバズる」と好反応。会社の協力もあって、リリースに向けた開発が進んできたという。制作自体は、ほとんどじゃむさんっぽいど氏1人で進められているとのことだ。

狂気より愛をこめて』は、PC(Steam)向けに2023年春リリース予定。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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