ゴシックホラーADV『琉奈と悪夢の館』発表、Steamなどで2023年リリースへ。可愛らしい少女の危険な脱出劇

ZephyrStudioは11月13日、『琉奈と悪夢の館』を発表した。『琉奈と悪夢の館』は、悪夢の洋館からの脱出を目指す、横スクロールゴシックホラーアドベンチャーゲームである。

国内のゲーム制作サークルZephyrStudioは11月13日、『琉奈と悪夢の館』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/DLsite)で、2023年リリース予定。発表に合わせて、SteamおよびDLsiteのストアページが公開されている。

『琉奈と悪夢の館』は、悪夢の洋館からの脱出を目指す、横スクロールゴシックホラーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、異形がさまよう洋館の中。主人公の一夜琉奈は、不運な少女だ。琉奈は、ある日目を覚ますと謎の洋館にいた。館の中には不気味な怪物たちが徘徊しており、琉奈へと襲いかかってくる。一方琉奈には、怪物に襲われる理由や自身が館にいたのかわからない。悪夢の館に縛られた少女の運命が描かれていく。


主人公の一夜琉奈は、異形の怪物から逃げながら、洋館内の探索を進めることになる。動画にも登場しているように、琉奈のやってきた館には複数の異形の怪物が存在している。資料によれば一部の怪物は琉奈を追いかけてくるといい、琉奈は時に物陰へ隠れて怪物をやり過ごし、先へ進むようだ。また悪夢の館にはロープなど、多数のアイテムが待ち受けている。中には琉奈が調べると即死してしまうモノも存在しており、危険と隣り合わせの脱出劇が展開されていくのだろう。

要素としては、本作ではマルチエンディングが採用。ノーマルエンドとトゥルーエンド、多数のバッドエンドによって、少女のさまざまな結末が描かれる。館の中は危険と恐怖に満ちているが、主人公の琉奈は可愛らしい絵柄で表現されている点も特徴だろう。


本作を手がけているZephyrStudioは、国内の個人開発者湊あおい氏によるゲーム制作サークルだ。過去作としては、2021年に『モン娘ぐらでぃえーた』をリリース。同作においては可愛らしいモンスター娘の育成が、基本的には難易度を抑えながらも、壊し甲斐を備えて描かれていた。なお同作のSteamユーザーレビューでは、51件96%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。湊あおい氏のツイートによれば、先日合計1万本の売上を突破したという。本作『琉奈と悪夢の館』においてはジャンルは異なるものの、可愛らしい表現に期待できそうだ。

また本作のイラストについては、イラストレーターのつきのせ氏が担当している。一夜琉奈 は、つきのせ氏のオリジナルキャラクターであり、インターネット上にはこれまでにもイラストが掲載されてきた。開発者の湊あおい氏がつきのせ氏のイラストのファンであり、世界観を使ったゲームが存在してほしいと考えたことが、本作の制作のきっかけであるそうだ。

『琉奈と悪夢の館』は、PC(Steam/DLsite)向けに2023年リリース予定。発表にあわせて、両ストアページが公開されている。また本作ではクオリティアップを目指して、Ci-enでのクラウドファンディングも実施される。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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