和風ローグライク『四のの目』Steamで早期アクセス配信開始。勇気と機転で怪異と対峙する、お化け屋敷からの脱出

国内のゲーム開発会社WODAN(ヴォーダン)は11月11日、『四のの目』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は税込1950円で、リリースから1週間はセール価格の税込1657円で購入できる。

国内のゲーム開発会社WODAN(ヴォーダン)は11月11日、『四のの目』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は税込1950円で、リリースから1週間はセール価格の税込1657円で購入できる。

『四のの目』は、化け物の巣食う屋敷から脱出を目指す、和風ローグライクである。本作の主人公「よの」は、陰陽師の娘だ。彼女はある雨の日、師に呼ばれて屋敷を訪れる。しかし屋敷に上がってみると、そこは妖怪や怨霊など、魑魅魍魎が跋扈する魔窟と化していた。よのは生き残りを目指し、アヤカシで溢れた古屋敷から脱出を目指すこととなる。

よのは、アヤカシの残した痕跡を頼りにアイテムや罠を活用し、古屋敷でのサバイバルを繰り広げていく。本作では部屋の中に、アヤカシの手がかりが残されている。たとえば、どこからか物音が聞こえたり、足跡が残されていたり、ふすまの向こうから何かが覗いていたりといった具合だ。

そこで、まずは部屋を観察し、見つけた痕跡を元にアヤカシの正体や対応を考えることになる。よのは駆け出しの陰陽生ではあるものの、アイテムや地形を活かした妖怪退治が可能。ふすま越しに短銃で撃ち倒す、隣室から爆弾を投げる、音で引き寄せて罠にはめるなど、本作では戦略とアイテムでアヤカシを倒しながら、不気味な屋敷の中を進んでいくわけだ。また、本作は江戸時代のお化け屋敷がコンセンプトとされており、素朴な美と影を兼ね備えた古屋敷の探索が繰り広げられるという。ゲームモードとしては3種類。ランダム生成された屋敷から脱出を目指す禊モード、固定マップの攻略を目指す祓モード、果てしなく続く地下牢を店や調理場で一服しながら進む行モードが用意されているそうだ。


本作を開発しているWODANは、国内のクリエイター岩尾賢一氏と吉川達哉氏によるゲーム開発会社である。それぞれ岩尾賢一氏はカプコンやスクウェア・エニックス、DeNAなどに所属し、『ファイナルファンタジーXIV』や『バイオハザード』などに関わってきたゲームデザイナー。吉川達哉氏は、『ブレスオブファイア』シリーズなどに関わってきたデザイナーである。両氏による会社WODANが、本作『四のの目』の開発および販売を手がけている。

本作では、2か月から4か月程度の早期アクセス配信が予定されている。早期アクセス配信開始時点で、3つのゲームモードはすべてプレイ可能であり、40種類以上のアイテムなども導入されている。正式リリースに向けて、チュートリアルの改善や、敵や道具の追加、ストーリーボリュームの増加などが実施予定。また現時点のゲームモードは共通点が多いため、禊モードでは特殊部屋や敵の種類の増加、行モードでは専用道具によるサバイバル感などによって、差別化を進めたいと考えているそうだ。また正式リリースにあわせて、価格上昇の可能性もあるという。

『四のの目』は、PC(Steam)向けに通常価格税込1950円で配信中。リリース後からの1週間は、セール価格の税込1657円で購入できる。



※ The English version of this article is available here

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

Articles: 2515