Steam高評価スローライフRPG『Kynseed』12月6日正式リリースへ。世代交代システムが実装され、新要素てんこ盛り

デベロッパーのPixelCount Studiosは11月10日、『Kynseed』を現地時間12月6日に正式リリースすると発表した。キャラが年老いていくシステムが特徴の、スローライフRPGだ。

デベロッパーのPixelCount Studiosは11月10日、『Kynseed』を現地時間12月6日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)で、現在早期アクセス配信中だ。

『Kynseed』はスローライフRPGだ。釣りや農業、店舗経営などを通して生活を営み、変わりゆく季節を過ごしていく。そして本作には、時間経過によりキャラが老化していくというシステムが採用。一部を除き、キャラは年をとって死んでいく。ゲーム内での年月の経過を強く感じられる点は、本作最大の特徴だろう。

生活要素としては、採集や釣り、農業、畜産などが存在。飼っている動物に乗って野を駆けることもできる。また鍛冶屋、居酒屋、薬局、物販店といった店舗経営も可能で、従業員を雇い入れることもできる。各種生活システムにはミニゲーム要素も存在し、遊びごたえのあるゲームプレイを楽しめるだろう。

ゲーム内には複数の村が存在。そこに住まうNPCにはそれぞれ好き嫌いがあり、プレイヤーの行動を記憶している。生活の中でNPCとの関係性も築かれていくわけだ。またNPCとは、性別を問わず結婚することも可能。早期アクセス配信時点では子供をもつことはできないものの、正式リリース時のアップデートで実装予定とのことだ。


本作はSteamにて2018年11月8日より早期アクセス配信が開始され、アップデートが続けられてきた。約4年の早期アクセス配信を経て、このたび正式リリースの目途が立った格好だ。正式リリース時には多岐にわたる要素が実装予定で、先に述べた子供をもつシステム(Kids)も登場する見込み。各所の公式ゲーム紹介で伝えられていた、子孫にスキルを受け継いでいく世代交代要素が正式リリースにてついに実装されるわけだ。さらにメインおよびサイドストーリーのほか、NPCの世代交代システムなど、多彩な要素が実装される予定。持ち味である生活感の強さが大きくパワーアップして正式デビューすることになりそうだ。


本作を手がけるのは、英国に拠点を置くPixelCount Studios。Neal Whitehead氏とCharlie Edwards氏により共同設立されたスタジオだ。両氏はLionhead Studiosにて『Fable』シリーズの制作に携わっていた。Lionhead Studios作品のような、魅力とユーモアあふれるゲームを目指しているとのことだ。

『Kynseed』は本稿執筆時点で、Steamユーザーレビューにて1315件中86%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。特に、癒しをもたらすスローライフ要素は好評だ。加齢システムや各種ミニゲームによって、生活の実感をもたらしている点が評価されているのだろう。


ユーモアあふれるテキストも本作の魅力として挙げられているものの、残念ながら現時点では日本語表示には非対応。一方でPixelCount Studiosは日本語に対応させたいとたびたび公言している。ただし、ニュアンスとしては「したい」「できればいい」といった温度感の模様。『Kynseed』はテキスト量が多く、ローカライズにはかなりの費用がかかることが予想される。英語以外にも他言語対応はなされていないことから、そもそも英語以外の言語対応がなされるかどうかが、日本語対応の鍵になりそうだ。

『Kynseed』はPC(Steam/GOG.com)にて早期アクセス配信中。12月6日に正式リリース予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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