メックと魔法のRPG『チェインド・エコーズ』12月8日発売へ。開発期間7年の執念で作られた壮大冒険譚

パブリッシャーのDeck13は11月8日、『Chained Echoes(チェインド・エコーズ)』を12月8日に発売すると発表した。16ビットゲーム機時代の影響がうかがえる、ドット絵で描かれるRPGだ。

パブリッシャーのDeck13は11月8日、『Chained Echoes(チェインド・エコーズ)』を12月8日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/Xbox One/Nintendo Switch。なおSteamストアページによれば、本作は日本語表示に対応する。また、発売初日からXbox Games Pass加入者向けに提供予定だ。

『Chained Echoes』はドット絵で描かれるRPGだ。舞台となるのは3つの国家が戦火を交える広大なバランディス大陸。主人公はこの地で仲間たちと出会い、世界の、そして自らの謎を紐解いていく。本作は「16ビットスタイルRPG」を謳っており、スーパーファミコンなどの16ビットゲーム機時代のRPGから影響を受けているのだろう。

戦闘にはシンボルエンカウント方式が採用。フィールド上の敵とエンカウントすることで、シームレスの戦闘に移行する。戦闘は、ハイテンポなターン制バトルが繰り広げられるそうだ。スキルや装備については、やり込み甲斐のあるシステムになっているとのこと。プレイ時間としては30~40時間程度とされている。

本作にはさまざまなロケーションが登場。高原や群島、大昔に地中に沈んだ都市やダンジョンまで、多彩な場所での冒険が待ち受けているという。移動手段としては徒歩のほか、飛行艇やメカスーツ(Mech)を利用した移動も可能。そしてメカスーツについては、着用したまま戦闘できるそうだ。トレイラーでもメカスーツを着込んだ4人の仲間たちと空中を飛び回り、敵とのバトルを繰り広げる様子が見られる。またメカスーツの種類も複数存在することが確認できる。


本作を手がけるのはドイツの個人開発者Matthias Linda氏だ。同氏は本作のゲームデザイン、プログラミング、ストーリーなどをすべて手がけているとのこと。例外として、いくつかの背景グラフィックはフリーランスのクリエイターがおこない、音楽についてはEddie Marianukroh氏が担当。特に音楽についてはLinda氏イチオシの要素だという。本作のようなジャンルが好きでなくとも、せめてサウンドトラックだけは任意のストリーミングプラットフォームで聴いてみてほしいそうだ(TouchArcade)。

なおLinda氏は、過去にKickstarterにて本作の開発資金を募集。その際には4500人以上の支援を受け、目標額6万ユーロを大きく上回る約13万ユーロ(約1800万円)を集める成功を収めた。その際のストレッチゴールにて、日本語対応などさまざまな要素が追加された格好だ。開発期間としては約7年が費やされたとのこと。Linda氏のこだわりの詰まった作品の登場を心待ちにしたい。


『Chained Echoes(チェインド・エコーズ)』はPC(Steam)およびPS4/Xbox One/Nintendo Switch 向けに、12月8日発売予定。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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