『Fit Boxing 北斗の拳』公式Twitterアカウントが突如凍結。ラオウのムチパツ拳王ボディお披露目直後に
イマジニアは10月27日、『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』(以下、Fit Boxing 北斗の拳)の最新情報を公開。新たなボス/インストラクターとしてラオウが参戦すると告知した。あわせて公式Twitterアカウントではプレゼントキャンペーンも開催。しかし、なぜかその直後に公式Twitterアカウントが凍結される事態となったようだ。
『Fit Boxing 北斗の拳』は、『Fit Boxing』と「北斗の拳」のコラボレーションによる、ボクシングエクササイズゲームである。ベースとなる『フィットボクシング(Fit Boxing)』は、2018年にNintendo Switch向けとして発売されたエクササイズゲームだ。プレイヤーはジョイコンを握り、インストラクターの指導の元でリズムにあわせてエクササイズを実施。多数のトレーニングメニューにより、ダイエットや体力強化にも繋がるとされている。2021年10月には、「キミとフィットボクシング」としてTVアニメ化も果たしている人気タイトルだ。
一方の「北斗の拳」は、原作・武論尊氏、作画・原哲夫氏による、漫画作品だ。暴力の支配する世紀末の世を舞台に、北斗神拳の伝承者である主人公・ケンシロウの戦いが描かれていく。第一部では、ケンシロウと世紀末覇者拳王を名乗るラオウおよびその配下たちとの激闘が展開。ラオウはケンシロウの義兄弟でもあり、第一部の物語における重要人物の一人だ。
このたびそんなラオウの『Fit Boxing 北斗の拳』への参戦が発表。ファンにとっては嬉しいニュースだっただろう。「激闘 バトル」モードのボスバトルに登場し、ラオウを見事倒すことができれば“師匠 インストラクター”として使用することが可能になるという。
さらにラオウの参戦を記念して本作公式Twitterアカウントではキャンペーンも実施。アカウントをフォローして該当ツイートをRTすることで、ニンテンドープリペイドカード1000円分、または「ラオウ」オリジナルデザインのフェイスタオルが当選するというキャンペーンであった。期間は11月3日までと予定されていた。しかしながら、その告知直後になぜか公式Twitterアカウントは凍結されてしまったのである。
一部ユーザーからは、オリジナルデザインタオルなどにおける本作でのラオウの姿に問題があったのではないか、との推察がなされているようだ。以下がその画像である(公式サイトより)。
オリジナルデザインタオルにおけるラオウは、主にレスリングなどで着用されるシングレットのようなユニフォームを纏っている。世紀末覇者拳王を名乗るだけあって、鍛え上げられた肉体は見事だ。下半身の鍛錬も抜かりはなく、発達した大腿筋などでシングレットがピチピチになるほど。さらに股間の部分などの立体感表現もぬかりなく、世紀末覇者拳王の威容と肉体美がしっかりと表現されている。
ユーザーの間では、「こうしたラオウの肉体美がTwitter運営元から性的なコンテンツと見なされ、アカウントが凍結されたのではないか」との見解が散見される。たしかにTwitterのガイドラインでは「センシティブなメディアに関するポリシー」が規定されている。合意のもとで製作され配信された、ポルノをはじめとする性的興奮の喚起を目的としたあらゆるメディアは、成人向けコンテンツとみなされるようだ。そうしたコンテンツを投稿する場合、アカウントをセンシティブな内容として設定する必要があるとのこと。閲覧したくないユーザーや、18歳未満のユーザーなどへのセンシティブなメディアの表示を避けるため、とされている。
ただ『Fit Boxing 北斗の拳』におけるラオウのシングレット姿は、もちろん性的興奮の喚起を主目的としているわけではないだろう。本作にあわせて、インストラクターらしさを出すためのデザインと思われる。また原作や関連作品でのラオウは、上半身などがさらにはだけたデザインで登場することも多い。下半身については、たしかに今回のラオウのシングレット姿では股間部が強調される形となっている。しかし、ほかのゲームの別キャラクターなどでも、同程度かそれ以上の隆起表現で描かれるキャラは多いだろう。
公式Twiterアカウントがそうしたキャラの画像を投稿することもある。たとえば『ストリートファイター』シリーズのザンギエフなどは、ラオウのシングレット姿よりもさらにはだけたデザインといえる。また、隆起表現についてもかなり具体的だ。しかし8月にザンギエフの画像を投稿した『ストリートファイター』シリーズの公式Twitterアカウントは、特に問題なく運営が続いている。必ずしも隆起表現の激しさや露出度のみが、Twitterアカウント凍結の引き金とはなっていない可能性も考えられる。
いずれにせよ、本作公式Twitterアカウントが凍結に至った理由については定かではない。先ごろ本作を手がけるイマジニアの公式Twitterアカウントは、現在原因を確認中である旨を報告。今後の対応・運用については確認が取れ次第、改めて報告されるとのことだ。
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