『エルデンリング』にて“ラスボス撃破2000回助けた”との報告に称賛集まる。継承される全裸ツボの魂
『エルデンリング』にて、「協力プレイヤーとして最終ボスの撃破を2000回助けた」とのプレイヤー報告がなされ、コミュニティの注目を受けている。同プレイヤーは、本作海外コミュニティを中心にネットミームと化している「全裸ツボ男」に憧れ、活動を続けているようだ。本稿には、本作最終ボスなどのネタバレが含まれるため、注意してほしい。
『エルデンリング』は、フロム・ソフトウェアが手がけたアクションRPG。本作は『ダークソウル』シリーズなど同スタジオ過去作のゲームプレイを色濃く受け継ぎつつ、舞台は広大なオープンフィールドへ。多くの新要素も盛り込んだ作品となっている。過去作と同じく戦闘については手強い調整となっており、特にボス戦闘ではその傾向が顕著。「ミケラの刃、マレニア」や一連の最終ボスなどについては、「強すぎる」との嘆きといったかたちで、しばしばプレイヤーらの話題にのぼった。
また、本作の協力プレイシステムを利用して、そういった強力なボスの討伐を専門に手助けするユーザーが登場。本作コミュニティのなかで英雄視され、ネットミーム化される一幕もあった。弊誌命名「強すぎ全裸ツボ男」こと、プレイヤー名「Let me solo her」氏だ(関連記事)。このプレイヤーは前述のマレニア戦を専門に、協力プレイヤーとして多くのボスバトルに参加。「ひとりで倒させて(Let me solo her)」との名前の通り、優れた腕前で“強ボス”の一角とされるマレニア討伐を幾度となく助け、英雄視されてきた人物だ。その「頭にツボを被り、ほかはほぼ全裸」という特徴的な姿もまたたく間にコミュニティに浸透。同氏の見た目や行動を真似る者が続出した。
そして『エルデンリング』リリースから半年以上が経った今も、その「全裸ツボ男」精神は脈々と受け継がれているようだ。別のプレイヤーが10月22日、「最終ボス討伐を2000回手助けした」と海外掲示板Redditにて報告し、コミュニティの注目を浴びている。この報告をしたユーザーは「LetMeSoloThem」との名前で、「ほぼ全裸にツボだけ被る」という英雄の出で立ちを受け継いで活動。協力プレイヤーとして、本作の最終ボスである「黄金律、ラダゴン」と「エルデの獣」に挑むプレイヤーたちを手助けしてきたそうだ。この報告スレッドには、8万9000以上のUpvote(高評価)が投じられ、多くのプレイヤーから称賛や労いのコメントが寄せられている。
LetMeSoloThem氏の投稿によれば、同氏が協力プレイヤーとして召喚されたのは4000~5000回ほどとのこと。つまり、2000回は討伐に成功し、残りについては惜しくも討伐ならなかったということだろう。同氏はそうしたプレイヤーたちに対して、手助けできなかったことを謝罪しつつ、ともに戦えてよかったとコメントしている。また同氏にとってLet me solo her氏はヒーロー的存在とのことだ。全裸ツボで人助けプレイを楽しむ精神が、脈々と受け継がれているわけである。なお、本家Let me solo herことKleinTsuboi氏も“後輩”の活動を見守っているようだ。LetMeSoloThem氏の今回の投稿や、過去の報告に反応している様子が見られる。
なお、LetMeSoloThem氏は本稿執筆のつい数時間前にも、最終ボス戦の助けを求める声に応じている様子が見られる。同氏はXbox機版の本作にて活動しているようで、今後もその撃破回数を重ねていく見込みだ。