『スプラトゥーン3』楽しい期は終わりイライラ期。パワーアップ中のデッキ構築ホラー遊ぶ。Steamタクシーゲームの体験版面白い。今週のゲーミング
Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。357回目です。なんと、明日は祝日です。知っていましたか?
未来のクレタク
今週はSteamNextフェスが開催中ということであれこれ物色。“映画「フィフス・エレメント」な『クレイジータクシー』”なるタクシーゲームが目に留まり、試してみました。超高層ビルが建ち並ぶ未来都市にて、空飛ぶタクシーの運転手になる『MiLE HiGH TAXi』です。基本的なルールは『クレイジータクシー』と同じ。目的地までの距離と報酬の異なる3種類の客がおり、制限時間内により多くの客を拾っては運び、より多くのお金を稼ぐ。
プレイエリアは600〜650階相当で、客や目的地はビル間の通路やバルコニーなどに配置される。道路を走るのではなく空中を飛行し、また縦方向にも広いマップとなることから、プレイ感覚は独特。近道できる裏通りなどもあるようですが、景色があまり代わり映えしないのでマップを覚えるのが大変そう。未来感はあるけども。コンセプト先行な個人開発らしい作品ですが、これからの作り込みに期待したい。
by. Taijiro Yamanaka
パワーアップしたデッキ構築ホラー
今週は、『Photogenic Minds : Identity』を遊んでいました。本作は、ループする心霊写真の中を進んで深夜0時を目指す、デッキ構築型のホラーゲームです。写真の世界には被写体と呼ばれる特殊効果付きの撮影対象が存在し、それらの写真を使ってデッキを構築。写真の効果で時間/フィルムの数/写真の使用可能枚数などを増減させることで、心霊写真の深淵へと迫っていきます。デッキ構築部分は『ドミニオン』に近いシステムといえばイメージしやすいでしょうか。犠牲者の名前を特定する論理パズル要素もあり、デッキを気持ちよく回すだけではクリアできないようになっています。
本作では同開発者の『Playable Mockup』から演出が強化されるなど、順当にパワーアップを遂げています。SAN値消費型の使い捨てや特定の回廊限定のモノを中心に、新被写体も多数追加。扱いが難しい分強烈な被写体も存在しており、上手く扱うと効率的な探索も可能です。論理パズルの手数が増えているものの、相変わらずの強力な被写体や便利な新要素もあるため、難易度はそのまま遊びの幅が増したように感じます。本作は現在精力的にアップデート中で、動作が重い点などを考慮すると気軽におすすめはし辛いです。しかし、カードとホラーを組み合わせたプレイフィールはやはり独特。追加シナリオやバランス調整を含めて、今後の進化を楽しみにしています。
by. Keiichi Yokoyama
欲張りになっていく
『スプラトゥーン3』ばかりやっていて、そしてイライラしています。楽しいけど、イライラ。主に自分への苛立ちです。「楽しいだけの時期」は終わったのが近いかも。ナワバリもバンカラもサーモンランも思うように動けない自分にイライラしています。今はSNSやショート動画発展で、うまい人のプレイが見やすい時代。そういうのを真似ますが、うまい人のプレイからうまく学べない自分にガッカリ。云十時間プレイしていると、塗るだけで楽しかった時代は終わり。今は気に入ったブキで自分らしくプレイして勝てないとイライラしてしまうので、もうずっと苛立っている気はします。
時には相手のブキなどに苛立つこともあります。個人的にはLACT-450(ラクト)が苦手。マルチミサイル乱れ撃ち食らっている時はなおさら。で、編集部内会議でラクトに対する不満こぼしていたところ、スタッフのひとりからラクト使いだと返答があり、結構気まずかったです。陰口言ってる時に本人に聞かれる、みたいなのがリアルに発生しました。その時は「僕もラクト使っているからこその不満」と弁解しましたが、正直あんまり使っていません。よく考えれば、自分も使っているから不満言いたくなるという理屈も意味不明だった。次はもっといい言い訳を考えよう。というか、ブキヘイトは良くないので、やめましょう。
by. Ayuo Kawase