不穏な夏の青春ADV『シャンハイサマー』日本語対応しSteamなどで発売へ。夢の“終点”を目指す、後悔と救済の物語

中国・上海のパブリッシャーAstrolabe Gamesは9月23日、『シャンハイサマー(薄暮夏梦)』の日本語対応を発表した。本作はPC(Steam)向けにリリース予定。またプレスリリースによると、コンソール版の発売も予定されているそうだ。

中国・上海のパブリッシャーAstrolabe Gamesは9月23日、『シャンハイサマー(薄暮夏梦)』の日本語対応を発表した。本作はPC(Steam)向けにリリース予定。またプレスリリースによると、コンソール版の発売も予定されているそうだ。

『シャンハイサマー』は、多重の夢をさまよい真相を解明する、科学幻想ADVである。本作の舞台は2003年の中国・上海。主人公の青年・屠百川は、大学卒業後に本屋の手伝いをしていた。ある日、そんな彼のところへ別れた元彼女の李秋雨が登場。元彼女からの誘いをきっかけに、主人公の生活はおかしくなってしまう。修復と救いをテーマにした、夏の青春が描かれていく。


主人公の屠百川は、話題や手がかりを集め、バラバラの夢を修復するのだという。本作でプレイヤーは、屠百川の視点から物語を追いかける。古い教室や本屋、街角の喫茶店など、明晰夢のような世界を探索。集めた手がかりを1日の終わりに整理することで記憶を修復し、真相へと迫っていくようだ。また主人公がさまよう架空の上海には、傷を抱えた数名のキャラクターが存在する。夢を追いかけている無職の青年・若奉一。迷いを抱える不良高校生・呉小波。家庭に縛られる女子大生・蘇静娴が登場。主人公は、見飽きた風景をさまよい話題と手がかりを入手することで、仲間たちの心の奥に触れる。日常の中に、運命を変える可能性が秘められているそうだ。

本作を開発しているのは、2018年に設立された上海のインディーゲームスタジオFUTU Games(孚途游戏)だ。同スタジオは、本作以外に神秘的な事件に立ち向かうRPG『ソウル オブ クロノス』なども開発中。本作『シャンハイサマー』においては、2020年5月時点で2021年1月の配信が予定されていたが、以降配信を延期しながら開発が進められてきた。また本作のパブリッシングは、2021年に設立された中国・上海のAstrolabe Gamesが担当している。

『シャンハイサマー』は日本語に対応し、PC(Steam)向けに発売予定。プレスリリースによれば、コンソール版の準備も進められているそうだ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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