Steam高評価デッキ構築型ストラテジー『Alina of the Arena』10月正式リリースへ。日本語にも対応済み

パブリッシャーのIndieArkおよびデベロッパーのPINIXは9月21日、Steamにて早期アクセス配信中のデッキ構築型戦略ゲーム『Alina of the Arena』を、10月14日に正式リリースすると発表した。なお本作は日本語表示にも対応している。

パブリッシャーのIndieArkおよびデベロッパーのPINIXは9月21日、Steamにて早期アクセス配信中のデッキ構築型戦略ゲーム『Alina of the Arena』を、10月14日に正式リリースすると発表した。なお本作は日本語表示にも対応している。

『Alina of the Arena』は、ローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームだ。2022年1月19日よりSteamにて早期アクセス配信中。人気作である『Slay the Spire』と『Into the Breach』の要素を組み合わせた作品であると、開発元からは公言されている。本作にてプレイヤーは剣闘士となり、闘技場でのターン制バトルに挑む。ステージはプレイするたびにランダム生成され、生き残りをかけて戦い続けるのだ。

試合では毎回さまざまな敵が登場し、デッキからカードを切ってアクションをおこなう。カードは、攻撃や防御、あるいは状態異常や各種スキルなど複数の種類が存在。ターン終了時に捨て札にならない効果や、使用すると戦闘終了までデッキから除外されるカードなど特殊効果をもつカードも多い。プレイヤーは保有APの範囲内でカードを切りながら、ターンを進めていく。マップとなる闘技場はヘックス(六角形)タイル状になっており、ポジショニングの自由度が高いことが特徴だ。攻撃によって敵をノックバックさせたり、移動に関するカードが用意されていたりと、敵との位置関係も戦略に組み込む必要がある。

カードには装備品に関するものも用意されており、主人公の左右の手に装備可能。装備することによって、たとえば攻撃カードの威力を高めたり、防御力を高めたりといった効果が現れる。ただし、同時にマイナスの効果が付加されることもある。そして試合に勝利すれば、ランダムに提示された中から新たなカードを入手。また試合を盛り上げて敵を倒すと、観客からさまざまなカードやアイテムが投げ込まれ、それを回収することもできる。そうして獲得したものを活かし、次の試合への準備をおこなうなどして、さらに戦いを進めていくのだ。


早期アクセス配信開始時には、基本的な要素についてはほぼ完成状態であるとされていた本作。早期アクセス配信には4~8か月の期間が見込まれ、アップデートを重ねてきた。9月8日のアップデートでは日本語表示も対応。そのほかにもイベントや最終ボスであるDemon of the Arenaなどさまざまな要素が追加されてきた。そして10月14日に、満を持しての正式リリースが決定したわけだ。発表では価格は現在と同じく14.99ドルとされており、日本向けにも変更はないと見られる。

本作はSteamユーザーレビューでは1662件中92%が好評とする「非常に好評」を獲得。評価の高い『Slay the Spire』のシステムをベースに、『Into the Breach』におけるタイル移動の戦略性が組み込まれた特徴的なシステムは一定の評価を受けているようだ。また、逃げながらチクチクと戦うような戦い方よりも、積極的な戦法の方が客に喜ばれ、投げ入れられるアイテムが豪華になる。そうしたハイリスクな戦法へのメリット付けを評価する意見も見られる。個性的な新たなデッキ構築型ゲームとして多くのユーザーに受け入れられている様子だ。


『Alina of the Arena』はPC(Steam)向けに、10月14日に正式リリース予定。現在日本語表示にも対応しているため、気になっていた人はこの機会に遊んでみるのもいいだろう。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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