Steam基本プレイ無料エアホッケー『Omega Strikers』人気沸騰中。Riot出身スタッフが手がけるシンプル白熱エアホッケー

デベロッパーのOdyssey Interactiveは9月17日、基本プレイ無料3v3対戦ゲーム『Omega Strikers』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、日本語表示にも対応する。配信されたばかりの本作は、Steamや配信サイト上で早くも人気を集めているようだ。

デベロッパーのOdyssey Interactiveは9月17日、基本プレイ無料3v3対戦ゲーム『Omega Strikers』を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、モバイル向けにも近日配信予定。日本語表示にも対応する。配信されたばかりの本作は、Steamや配信サイト上で早くも人気を集めているようだ。

『Omega Strikers』は3v3の対戦ゲームだ。各チームはコアと呼ばれる丸い円盤を相手のゴールに入れることを目指す。キャラはストライカーと呼ばれ、ゴールを守るキーパー向きのストライカーなども存在。戦闘要素も存在し、敵のHPを削りきって場外に突き飛ばせば、しばらく試合から離脱させることが可能だ。壁に当たると跳ね返るコアを扱う本作のゲームプレイは、エアホッケーを彷彿とさせる。一方で、キーパーや戦闘要素の存在、そしてチームプレイの必要性は本作の特徴となる。

ストライカーは現時点で11人存在。それぞれにメイン・サブ・特殊のスキルが備わっている。勝利のためには、スピード重視や攻撃重視など、個性豊かなストライカーの能力を使いこなすことが必要となるだろう。なおストライカーは、今後のシーズンでも順次追加予定となっている。

先週9月17日に配信が始まったばかりの本作は、早くも人気を集めている様子。配信後のSteamでの同時接続プレイヤー数のピークは連日1万人を超えており、直近では1万5000人に迫る勢いだ(SteamDB)。Steamストアレビューでは本稿執筆時点で、約2400件中89%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。シンプルながら熱中できるゲームプレイや、1試合が短めに終わる点が好評のようだ。また可愛らしいキャラクターデザインも評価を受けているようだ。一方で、サーバーの通信速度がやや不安定だという意見もいくつか見受けられる。ここは早急な改善が期待されるところだろう。


配信サイトTwitchにおいても人気は上々。複数の海外人気ストリーマーが本作をプレイしており、合計で5万人~7万人の視聴者数を集めている。9月18日には公式大会も開催され、Twitch上で配信。5万ドル(約720万円)の賞金を巡る白熱した試合は多くの視聴者を集めたようだ。本稿執筆時点で大会配信のアーカイブは約60万回の視聴回数を記録している。シンプルなルールによる試合展開のわかりやすさ。そして、ゴール前でのコアを巡る畳みかけるような攻防の見ごたえなどが、観戦の面白さに繋がっているのだろう。

本作を手がけるのはOdyssey Interactive。創設者であるDax Andrus氏およびRichard Henkel氏は、Riot Gamesにて『Team Fight Tactics』の開発に携わった人物だ。Odyssey Interactiveには、そのほかにも『League of Legends』の開発スタッフなど、Riot Games出身者が在籍しているとのことだ。好調な滑り出しを収めている『Omega Strikers』にも競技性が高く見ごたえのあるゲームを手がけてきたスタッフたちの手腕が発揮されているのだろう。


Henkel氏はGamesIndustry.bizの取材に対し、Riot Games作品のようなゲーム体験を目指したいとしつつも、スタジオ規模を大きくするつもりはないと述べている。その一方で、モバイル向け展開には意欲的な様子だ。なお本作は、まもなく(coming soon)モバイル版が配信予定とのこと。クロスプラットフォームプレイおよびクロスプログレッションにも対応するそうで、白熱の試合を場所を選ばず楽しむことができるだろう。

『Omega Strikers』はPC(Steam)向けに配信中で、モバイル向けにも配信予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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