メタ展開ホラーADV『a pet shop after dark』発売。灯りを消してはならないペットショップバイト、プレイヤーに呼びかける謎の声
日本の個人開発者npckc氏は8月30日、ポイントアンドクリック型のホラーアドベンチャー『a pet shop after dark』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/itch.io)。価格は1010円で、9月7日までは10%オフの909円でゲームを購入できる。
『a pet shop after dark』はポイントアンドクリック型のホラーアドベンチャーゲーム。舞台となるのは不思議なペットショップだ。アルバイトである主人公が任された仕事は水やりと餌やりのみ。一方で、「何があっても、灯りを消してはいけない」という不気味な注意点を言いつけられるのであった。
プレイヤーはポイントアンドクリックにて、店内の奇妙な植物への水やりと、ケージの中の透明な何かに餌やりをおこなう。業務としてはそれだけながら、本作はホラーアドベンチャーと銘打たれている。何らかの形でプレイヤーに恐怖が襲い来るのだろう。なお、Steamストアページには「強制終了は仕様です」との但し書きも。さらにトレイラーでは視聴者に呼びかけるような演出も見られる。メタ演出を絡めたホラーが展開されるのかもしれない。
本作を手がけるのは日本の個人開発者npckc氏。過去にはトランスジェンダーを題材にしたADV『A YEAR OF SPRINGS』や、箱庭クリッカー&ADV『A HERO AND A GARDEN』をリリース。いずれも、かわいらしいイラストやすっきりと読み進められるテキストが好評のようだ。『A YEAR OF SPRINGS』はSteamユーザーレビューにおいて286件中98%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。
本作『a pet shop after dark』は、過去作のテイストから一転しぞっとするホラージャンルとなったかたち。一方で、npckc氏の手がけるキュートなイラストも健在だ。かわいいビジュアルから放たれる恐怖に不意を突かれる作品となっていることだろう。