日本一ソフトウェア、新川宗平氏が一身上の都合により代表取締役社長を辞任。後任には取締役会長の北角浩一氏が就任
日本一ソフトウェアは8月19日、同社代表取締役の異動を発表し、代表取締役社長の新川宗平氏が本日をもって辞任したことを明らかにした。新川氏から、一身上の都合により、代表取締役社長および取締役を辞任したい旨の申し出があったため、と説明されている。なお、後任には取締役会長の北角浩一氏が就き、代表取締役会長兼社長として兼務する。
日本一ソフトウェアは、1993年設立の有限会社プリズムを前身とする、岐阜県に本拠を置くゲーム開発会社だ。『魔界戦記ディスガイア』や『プリニー』『夜廻』シリーズなど多数のオリジナル作品を手がけており、国内外でファンが多いメーカーである。
新川宗平氏は、1996年に入社。取締役企画営業部長やエンターテインメント事業部長、常務取締役開発部長などに就き、同社のコンシューマ事業を中心に多くのタイトルの発売に携わってきた人物だ。そして2009年に、さらなる企業価値の向上を目的として代表取締役社長に就任。新川氏は、同社の生放送などに出演する機会も多く、日本一ソフトウェアのマスコットキャラクターであるプリニーの被り物をしていることが多いことでも知られる。
今回の辞任の理由については、一身上の都合とだけ説明されており、詳しいところは不明。今後の活動予定についても明らかにされていない。なお発表では、新川氏は業務引き継ぎのため、米国子会社NIS America, Inc.とコンサルティング契約を結ぶ予定であることが報告されている。
一方、代表取締役会長兼社長に就任した北角浩一氏は、有限会社プリズムの設立メンバーのひとりであり、新川氏の前に代表取締役社長を務めていた人物。今回の新川氏の辞任および代表取締役社長への再就任を受けて北角氏は、「引き続き、会社の成長に尽力いたします」「(設立から)30年という節目に社長に復帰したことから、永続企業として世代交代を実現することが私の責務と考えております」とコメントしている。
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