怪獣恋愛シム『Kaichu – The Kaiju Dating Sim』9月7日発売へ。世界の名所で求愛ダンス、世界を壊し人類を脅かす熱愛
パブリッシャーのTop Hat Studiosは8月18日、『Kaichu – The Kaiju Dating Sim(以下、Kaichu)』を日本時間9月7日23時に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。価格は9.99ドル(本稿執筆時点で約1340円)となる見込み。海外向けには、コンソール版も発売予定だ。
『Kaichu』は怪獣同士の恋愛シミュレーションゲーム。プレイヤーは巨大怪獣Gigachuとなって、ほかの怪獣との恋愛、そしてキスを目指す。世界各地の観光地でデートして、言葉ではなく求愛ダンスによって関係性を深めていく。
本作の攻略対象となるのは、クセのある6体の怪獣たちだ。トレイラーには亀とサソリが組み合わさったようなTurpio、炎を使う火山の精霊のようなTephra、三つ首の竜のようなSeadoraなどが登場。彼らには、それぞれに独自のストーリーなどが設定されているという。デート場所としては、世界各国24か所のランドマークが登場。自由の女神や東京タワーといった観光地を訪れて、関係性を深めていこう。デートのなかでランドマークは無残に破壊されていくが、そんなことはお構いなしだ。
怪獣たちのコミュニケーション手段は言葉ではなく、求愛のダンスだ。相手の求めるダンスができなければ、関係性を深めることはできないという。一方で、相手の攻略は完全に手探りというわけでもないようだ。相手の怪獣の好みやダンスの解釈については、ゲーム中のニュースで解説されるとのこと。専門家による分析をもとに、攻略対象の好みを探っていくことになりそうだ。
求愛のダンスとはいえ、人間たちはランドマークが破壊されていくのを見逃してはくれない。ときには、軍隊が恋路を邪魔してくることもあるという。そうした障害を乗り越えて、恋を実らせることはできるのか。Gigachuの恋の行方は、プレイヤーの手にかかっている。
本作の開発を手がけるのは、カリフォルニアを拠点とするSquiddershins。アートを担当するJason Boyer氏と、ストーリーを担当するRyan Pietz氏の2人によるスタジオだ。過去には『Tick Tock Isle』『Merrily Perilly』などのタイトルを開発。愛らしいグラフィック、ストーリーなどが好評を受けている。こうしたスタジオの持ち味は、『Kaichu』でも発揮されることだろう。また、『Slay the Spire』の楽曲に携わったClark Aboud氏が手がける音楽についても、楽しみにしたい。
『Kaichu – The Kaiju Dating Sim』は9月7日、PC(Steam/Epic Gamesストア)および海外コンソール向けに発売予定だ。