異次元コース創造レース『Wreckreation』発表。何から何まで自由自在な世界を駆け抜ける、『バーンアウト』シリーズのクリエイターたちが手がける

パブリッシャーのTHQ Nordicは8月13日、レースゲーム『Wreckreation』を発表した。巨大なオープンワールドにさまざまな物体を配置して独創的なコースを形成できる点が特徴となるようだ。

パブリッシャーのTHQ Nordicは8月13日、オープンワールド・レースゲーム『Wreckreation』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。それぞれ国内ストアページが用意されていることから、国内コンソール発売もありそうだ。


『Wreckreation』はサンドボックス型のオープンワールド・レースゲームだ。舞台となるのはMixWorldと呼ばれる世界。巨大なオープンワールドにさまざまな物体を配置して独創的なコースを形成できる点が特徴となるようだ。

MixWorldの広さは400平方キロメートル。この広大な世界をプレイヤーは自由に探索し、好きなようにデザインできる。ジャンプやループ、ハーフパイプ、動く障害物など、多種多様なコースパーツを、MixWorld内のほぼすべての場所に配置可能だ。Vacant Lotsと呼ばれる空き地には警察署など、ワールドに登場する要素に影響を与える建造物も設置できるという。また、ワールド内の天候、時間帯、交通量に至るまで、プレイヤーが設定可能とのことだ。世界を自由に創造、破壊しながらMixWorldを満喫しよう。


プレイヤーは「Game DJ」として、レースやイベントを設定可能。単純なレースから、一番高く飛んで最初にバレルロールで着地したプレイヤーが勝利するようなスタントイベントまで、幅広いルールを設定できるようだ。また、ほかのプレイヤーを「Guest DJ」とし、一時的にそうした権限を付与することも可能。作成した独自のゲームモードはフレンドやコミュニティで共有もできるとのこと。またワールド内のドライブ中には、ドリフト、エア、ニアミス、スタント、クラッシュなどの記録を残すことができるそうだ。

車のカスタマイズ機能も豊富に用意。ペイントの色、仕上げ、ホイール、ブーストフレーム、エンジン音、ガラスの色、タイヤ、ハンドルやレバーなどをカスタム可能だ。最初からあらゆるカスタムが利用可能とのこと。ほか、ゲーム内のラジオには16のチャンネルが用意。ラジオからMixWorldの新情報を知ることも可能なようだ。さらに、音楽ストリーミングサービスSpotifyから自分のプレイリストを直接ストリーミングすることも可能とのことだ。


開発を手がけるのは英国に拠点を置くThree Fields Entertainment。『バーンアウト(Burnout)』シリーズおよび『ニード・フォー・スピード ホット・パースート』などを手がけた、Criterion Games出身のクリエイターたちが2014年に設立したスタジオだ。同スタジオとしては、過去には『Danger Zone』シリーズなどをリリース。『Danger Zone 2』はSteamユーザー評価として賛否両論寄せられる一方、大規模なクラッシュを引き起こすド派手なゲームプレイが、一定の評価を受けている。『バーンアウト3 テイクダウン』のクラッシュモードを想起する声も多いようだ。

本作『Wreckreation』でも創造に加えて破壊が楽しめるとのことなので、そうした持ち味は継承されているのかもしれない。いずれにせよ、ベテランクリエイターたちの手がける豪快なレースゲームの登場を、楽しみにしたいところだ。


『Wreckreation』はPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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