無人島サバイバル『Stranded Deep』PC版が正式リリース。7年以上の早期アクセス期間を経て、ついに正式デビュー

Beam Teamは8月11日、無人島サバイバルゲーム『Stranded Deep』をPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに正式リリースした。あわせて、正式版となるバージョン1.0が配信されている。

Beam Teamは8月11日、『Stranded Deep』をPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに正式リリースした。あわせて、正式版となるバージョン1.0が配信されている。

『Stranded Deep』は、漂流した大海原からの脱出を目指す、無人島サバイバルゲーム。プレイヤーは飛行機の墜落事故に遭ってしまい、無人の島に流れ着く。頼れるのは島の天然資源と自身のサバイバルスキルのみ。食糧や水についてはすべて現地調達だ。水分はヤシの実などから補給可能。空腹はカニやイノシシなどの野生動物を狩って食べることで満たしていく。ただし、生で食べると身体に支障をきたすことも。常に命の危険と隣り合わせのサバイバルを続け、人間界への帰還を目指すのだ。


本作は2015年に早期アクセス配信開始されたタイトルだ。アップデートを重ねてじっくりとコンテンツの追加や不具合修正がおこなわれてきた。リリース当初はコンテンツの少なさから、やや賛否の分かれていた本作。現在では新たなフィールドやゲームのクリア要素などが追加。島のクリエイトモードも実装された。さらに2021年9月のアップデートにて、オンラインCo-Opにも対応している。アップデートにより、着実に遊びごたえを増してきたわけだ。

そうした早期アクセス期間を経て、ついに正式リリースとなった本作。パッチノートによると、正式版となるバージョン1.0ではバグ修正やApple製デバイスでの安定性の向上などが実施されたとのこと。また現在、本作に向けては安定性とQoL(遊びやすさ)改善を目指した取り組みがおこなわれているという。いくつか残っているマルチプレイ時の問題も、専任チームが修正に取り組んでいるとのことだ。

またパッチノートでは、本作のリードプログラマーを務めるSam Edwards氏が本作の開発を振り返るコメントを寄せている。本作は、同氏とリード3Dアーティストを務めるBen Massey氏の2人による構想から始まったタイトルだという。当時の2人には、ゲーム業界での経験はなかったそうだ。しかし本作は、Edwards氏いわく「予想をはるかに上回る成長を見せた」という。同氏は本作に関わった人すべてに感謝の思いを述べ、コメントを締めくくっていた。


なお、公式フォーラムによると、コンソール向けにはマルチプレイ時のバグなどが修正され次第、バージョン1.0が配信されるそうだ。PC版のみに実装されているitem pile機能も、できるかぎり早くコンソール版に追加するとのことだ。

『Stranded Deep(ストランデッド ディープ)』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch、および海外PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

記事本文: 2612