走り屋系ゲーム『Kanjozoku Game レーサー』Steamにて好調スタート。夜の阪神高速(?)を、ハチロクやスカGで駆け抜ける

先週7月17日に発売された『Kanjozoku Game レーサー』が、じわじわとユーザーの好評を集めている。登場車種や日本の高速道路をイメージしたステージなど、過去の人気“走り屋系”レースゲームを彷彿とさせる点や、“コスパのよさ”が好評のようだ。

先週7月17日に発売された『Kanjozoku Game レーサー』が、じわじわとユーザーの好評を集めている。登場車種や日本の高速道路をイメージしたステージなど、過去の人気“走り屋系”レースゲームを彷彿とさせる点や、“コスパのよさ”が好評のようだ。


『Kanjozoku Game レーサー』はSteamにて7月17日に発売された、レーシングゲームだ。90年代の阪神高速道路をイメージしたとされる道路などを舞台に、夜の町を駆け巡る。登場車種として、90年代から2000年代ごろの日本車20台が収録されている(本稿執筆時点)。なお、タイトルのKanjozoku(環状族)については、実際の阪神高速1号環状線にて暴走行為をする者たちの通称にちなんでいると見られる。

本作には、走り屋たちにお馴染みともいえる、トヨタAE86(いわゆるハチロク)、マツダRX-7や日産スカイラインGT-Rシリーズなどが収録。ユーザーの好みを押さえた、選りすぐりの20車が選ばれている。バンパーやボンネット、ウイングといった一通りのパーツをカスタムすることも可能。jpgファイルを用いるデコレーション機能も備わっており、Steamユーザーコミュニティには各々が自慢のペイントを投稿している。


ゲームモードにはSTREETSモードとTRACKSモードの2種類が収録。STREETモードでは、90年代の阪神高速道路をイメージした道路が舞台となる。プレイヤーは夜の大阪(?)の町を眺めながら、心ゆくまでドライブ可能。なお、標識などは東京の地名ばかりなほか、高速道路とは思えない電飾など怪しい部分も存在。やや妙なところはあるものの、おおむね日本らしい夜景を楽しめる。

一方TRACKモードでは、3種類収録された広々としたコースで走行。テスト走行やドリフトなどを心ゆくまで継続できる。両モードともにオンラインプレイにも対応。サーバー内にいるほかプレイヤーたちの乗る車両が表示され、賑やかにコース上を走り回ることができる。ほかのプレイヤーに当たり判定はないため、邪魔になる、または邪魔をしてしまう心配はない。また、オプションでオフラインモードへの切り替えも可能だ。


本作の定価は799円と比較的お安いものの、なかなか充実した内容だ。Steamでの評価も上々。ユーザーレビューにおいては374件中87%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。上に挙げたような持ち味は、ユーザーの好評を集めているようだ。またレビューでは、『首都高バトル』『湾岸ミッドナイト』『Midnight Club』といった走り屋系レースゲームシリーズに本作をなぞらえる声も散見される。それらのタイトルに類似する部分を持ち合わせつつ、賑やかで気軽なオンラインプレイができる点も好評な様子だ。

なお、本作は7月17日のリリース以降、精力的にアップデートが重ねられており、本日のアップデートでは新たな車種としてRX7 RCが追加。本アップデートにて1対1のPvPレースも可能となっている。またパッチノートの最後には、「Please be patient for new updates!(新しいアップデートをお待ちください)」との記載もある。今後もさらなるアップデートが続いていくのだろう。


『Kanjozoku Game レーサー』はPC(Steam)向けに発売中だ。明日24日午前2時ごろまで、定価799円のところ25%オフとなる599円で販売中。

【UPDATE 2022/7/23 19:03】
なお、本作は一部ユーザーから、他権利者の3Dモデルの流用が指摘されているようである。開発者は、Steamコミュニティスレッドにて、本作の3Dモデル制作体制に言及。3Dモデラーの友人とともに制作していると発言していた。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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