Steam新作サンドボックス『Dinkum』早期アクセス配信開始&好調スタート。オーストラリア大自然生活、未開の地に町を築く

個人開発者のJames Bendon氏は7月14日、見下ろし型サンドボックス『Dinkum』の早期アクセス配信を開始した。クラフトゲーム・スローライフゲームの魅力がふんだんに盛り込まれた本作。ユーザーからの評価も高く、早くも数多くのプレイヤーを獲得しているようだ。

個人開発者のJames Bendon氏は7月14日、見下ろし型サンドボックス『Dinkum』の早期アクセス配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。クラフトゲーム・スローライフゲームの魅力がふんだんに盛り込まれた本作。ユーザーからの評価も高く、早くも数多くのプレイヤーを獲得しているようだ。


『Dinkum』は、見下ろし型のサンドボックスゲームだ。舞台となるのはオーストラリアをモチーフにした未開の島。プレイヤーはテントを設営して島に人を呼び寄せ、大自然を開拓。町を建設し、農業・狩猟・釣り・採掘などを通して生活を営んでいく。また、本作はオンラインでの最大4人までのマルチプレイにも対応する。

建築した家には、自由に家具を置いて飾りつけが可能。建物を増やして町を築き、島への訪問者を定住させることもできる。またプレイヤーは農業のほか、畜産業を営むことも可能。飼育できる動物として、ニワトリや牛、羊のほか、ジャイアントウォンバットなども登場する。ほかにも、島には多種多様な生物が生息。それらを捕まえて、博物館に寄贈するコレクション要素も用意されている。ただし、島には危険な生物も存在する。サメやワニ、卵を奪われたエミューにはくれぐれも注意しよう。


本作を手がけるのは個人開発者のJames Bendon氏だ。公式サイト上のブログによると、同氏が本作の開発を発表したのは2018年のこと。10年間勤めていた仕事を退職し、フルタイムで本作の開発を始めたそうだ。その後の開発の様子も、細やかにブログにて報告されている。多彩な要素が実装されていった一方で、島に町を築いて人を呼び寄せる、というコンセプトは初期段階から決まっていたようだ。

また、『Dinkum』の各種ゲームプレイ要素はクラフト/スローライフ系のゲームでもお馴染みだろう。本作Steamユーザーレビューにおいても、本作をそうしたジャンルの人気作品になぞらえる声が散見される。たとえば『牧場物語』シリーズや『マインクラフト』『Stardew Valley』のほか、『どうぶつの森』シリーズや『きみのまち ポルティア』などの名前が類似作品として挙げられている。これほど多くのタイトルが引き合いに出されるのも、本作が同ジャンルでお馴染みの要素を多彩に盛り込んでいるが故だろう。

そうしたクラフト生活系ゲームの魅力が組み合わさったゲームプレイは、ユーザーからも好評を受けているようだ。Steamユーザーレビューにおいては、184件中94%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。なかには開発の動向を長年見守っていたというユーザーのレビューもあり、本作の自由度の高さを賞賛している。同時接続プレイヤー数もインディー作品として多めで、リリース当日にピーク時の同時接続者数2000人を突破。翌日にかけて1500人以上のプレイヤー数を維持していたようだ(SteamDB)。


長年の開発努力が実を結び、個人開発によるゲームとしては好調な滑り出しといえる本作。6月には「IGN Summer of Gaming」「Future Games Show」といったオンラインショーケースに出展していた。また、Twitchの海外人気配信者も早期アクセス配信前後に本作をプレイしている。そうした着実な知名度獲得が、人気に結びついているとも考えられる。

Dinkum』は早期アクセス配信中。7月22日まで定価2050円から10%オフとなる1845円で販売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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