探索ホラー『夜詛curse of soirée』Steamにて7月7日配信へ。『GOHOME』開発者が描く、明治末期の不思議な洋館

市松寿ゞ謡さんは7月1日、『夜詛curse of soirée』を7月7日にリリースすると発表した。『夜詛curse of soirée』は、レトロモダンな洋館内を探索する、3Dホラーアドベンチャーゲームである。

バーチャル市松人形の市松寿ゞ謡さんは7月1日、『夜詛curse of soirée』を7月7日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。『夜詛curse of soirée』のリリースにあわせて、前作『GOHOME』のセールも予定されている。

『夜詛curse of soirée』は、レトロモダンな洋館内を探索する、3Dホラーアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、明治時代の終わり頃だ。主人公の桐間硝佳(きりましょうか)は、気づくと見知らぬ洋館の中にいた。なぜ洋館の中にいたのかはもちろん、自身が何をしていたのか、洋館がどこにあるのかといった事項についてはわからず、前後の記憶がはっきりしていない。ともかく洋館を出ようと考えた桐間硝佳は、出口へと向かう。しかしそこで、彼女はお守りとして持っていた大切な折り鶴をどこかに落としてしまったことに気づく。桐間硝佳は、不穏な気配の漂う洋館を探索するうちに、過去の記憶や罪、現在と向き合っていく。


主人公の硝佳は、折り鶴を探して静寂に包まれた洋館を探索していく。洋館内には、多数の部屋が存在している。彼女はカギを探したり、洋館内に潜む何かと対峙したりしながら、折り鶴を捜索。時折発生するイベントでは、桐間硝佳自身の回想や独白によって、彼女の行動や謎も明らかになる。要素としては、本作には3つのエンディングが用意されているという。また本日公開されたトレーラーでは、庭らしき場所を歩いているシーンや、水没した奇妙な街の様子など新しいロケーション確認できる。2021年8月に公開された体験版では屋内が舞台となっていたが、洋館の外も探索することになるようだ。

https://youtu.be/_wbodKtqqt4

本作を手がけているのは、ゲーム制作以外に音楽や動画/配信での活動もしている、バーチャル市松人形の市松寿ゞ謡さんである。過去作としては、2020年に前作『GOHOME』をリリースしている。同作では、大音量で流れるクシコスポストと共に怪異が迫ってくるなど、個性的な世界観を表現。Steamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で156件中83%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。

また『夜詛curse of soirée』においては、2021年8月の体験版公開時点で、同年9月のリリースが予定されていた。しかし発売は延期。2022年1月に公開された動画によると、見通しの甘さや妥協したくなかったことなどが延期の理由として挙げられている。当時市松寿ゞ謡さんは、1人で制作している事情もあり、“最低限おかしくない程度のクオリティ”での完成を目指していたという。しかし最終的には、自分のモチベーションを保つためにも、今の全力を注ぎ込むことに決定。体験版の時点から主人公の顔が作り直されるなど、ブラッシュアップがおこなわれてきたようだ。本作『夜詛curse of soirée』では個性的な世界観に加えて、クオリティアップした内容にも期待したい。

『夜詛curse of soirée』は、PC(Steam)向けに7月7日リリース予定。公式サイトによると、価格は2000円となっている。また前作『GOHOME』は、7月7日より1週間77%オフセールが実施予定だ。



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Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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