中世戦場アクション『Chivalry 2』Steam版が10日で売上30万本突破。カオスな攻城ゲームの快進撃が止まらない
Tripwire Presentsは6月22日、Steam版『Chivalry 2』の売上が30万本を突破したと発表した。Steam版が配信されたのは6月12日のこと。わずか10日間での快挙となる。なお、本作の対応プラットフォームはPC(Steam/ Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、クロスプラットフォームプレイに対応。日本語表示にも対応する。
『Chivalry 2』はカナダの開発会社Torn Banner Studiosが開発する、一人称/三人称視点のマルチプレイスラッシャーだ。中世の架空の国アガサは内戦状態となっており、アガサ騎士団と反乱軍のメイソン兵団が戦いを繰り広げている。プレイヤーはそうした戦乱の時代を体験し、中世の騎士として戦争に参加するのだ。ゲームは最大64人を収容するサーバーに対応しており、大規模な戦場を体験できる。斬られた四肢や首が飛び散る、ゴアや流血などの過激な描写のほか、鶏やキャベツといった戦場のあらゆるものを活用できる戦闘が本作の特徴となる。
ゲームモードとしては、前作『Chivalry: Medieval Warfare』から継承されたチーム目標(Team Objective)のほか、キル数を競うチームデスマッチ。自分以外がすべて敵となるフリーフォーオールが搭載。任意のマップとゲームモードで遊べる、オフライン練習モードも用意されている。ゲームプレイでは、プレイヤーは、射手・前衛・歩兵・騎士の4つの兵科と、各3種類のサブクラスを選択。FPSと格闘ゲームを掛け合わせたような戦闘が展開する。カタパルトやバリスタ、トレビュシェット、破城槌、スパイクトラップなど、戦場を制圧できる兵器や罠も登場する。
本作の魅力は、なんといってもカオスな戦場だろう。メインとなるチーム目標モードでは、最大64人が入り乱れるド派手な攻城戦が展開。全軍が団結して、ひとつの目標を攻撃または防衛するというシンプルなルールも派手なゲームプレイに拍車をかけている。戦闘はシンプル操作で、新規プレイヤーも入門しやすい(関連記事)。それでいて、多彩な兵科やサブクラスが、奥深いゲームプレイを実現。兵器や罠の存在も、派手で多彩なゲームプレイを彩っている。
本作はSteamユーザーレビューにおいて83%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得。Steamでの発売以来、同時接続プレイヤー数は1万人前後をキープ(SteamDB)。時間を問わず一定数のプレイヤーが遊んでいるということで、世界の幅広い地域で遊ばれているのだろう。ちなみに、2021年の他プラットフォームでの発売時には、約2か月で100万本の売上を達成していた。Steam版は10日で30万本と、単独プラットフォームでそれに迫る勢いのようだ。
なお、本作では2.5.1パッチ配信とともに、期間限定の「Midsommar」イベントが開催中。同名映画とのコラボレーションイベントとなる。特徴的なオブジェがそびえるイベントマップでは、プレイヤーが武器を持たない状態でマッチが開始。マップ上に散らばるオブジェを拾ってしばきあうことになる。花の冠や、熊のマスクといった映画を象徴するようなアイテムも登場する、「Midsommar」要素満載のイベントとなる。一方で、2.5.1パッチ以降はサーバーエラーが発生している。現在改善に向けて取り組み中とのことだ。
『Chivalry 2』は、PC(Steam/ Epic Gamesストア)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに発売中だ。