ミニマル都市建設『The Block』正式発表。遊びごころを刺激するシンプル都市づくり、無料デモ版配信中

Future Friends Gamesは6月14日、『The Block』を正式発表した。発表にあわせて、制限時間付きのデモ版が配信されている。『The Block』は、シンプルな都市建設ゲームだ。

パブリッシャーのFuture Friends Gamesは6月14日、『The Block』を正式発表した。発表にあわせて、制限時間付きのデモ版が配信されている。対応プラットフォームはPC(Steam)で、今夏リリース予定だ。

『The Block』は、シンプルな都市建設ゲームだ。タイル状のマップに、大小さまざまな建物や、樹木、電柱といったオブジェクトを敷き詰めていく。スコアや目標は存在せず、すべてのタイルにものを配置すれば1ゲームが完了する。背景や建物の色、そして配置するオブジェクトはランダムとなる。ただ、引き当てたオブジェクトが気に入らない場合は、目当てのものが出るまで引き直すことも可能だ。


本作のSteamストアページでは、制限時間付きのデモ版が配信されている。デモ版ではMサイズ(7タイル×7タイル)のマップのみプレイ可能。製品版ではXSからXLまで、5段階のマップサイズが登場するようだ。ゲームは中心の1タイルに、ランダムなオブジェクトが配置された状態から開始。オブジェクトは隣接するタイルにしか配置できない。深く考えすぎず、流れに身を任せて都市を形作っていこう。


本作はゲームというよりも、「デジタル玩具」として設計されているという。気の向くままに配置していても、いつの間にかプレイヤーが自分なりの目標やルールを決めて並べていくように意図されているのだろう。ストアページの紹介文いわく「ピザ一切れよりもお安く、1日をちょっぴり良いものにしてくれる」という本作。それらしい都市がぴょこぴょこと形成されていくゲームプレイは、たしかに何ともいえない満足感をもたらしてくれる。

本作を手がけるのは、開発者のPaul Schnepf氏。ドイツのインディースタジオGrizzly Gamesの設立に携わり、同スタジオ発の『Islanders』や『Superflight』といった高評価作品の開発に参加していた。個人開発者としては、過去にスケートボードゲーム『The Ramp』をリリース。同作も、アンロック要素やミッションが存在しないシンプルなシステムが特徴であった。Steamユーザーレビューにおいては、96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。プレイヤーが自分で遊びを作っていく、シンプルながらも奥深いゲームプレイが好評を集めているのだろう。『The Block』にも、そうしたデジタル玩具としてのエッセンスは受け継がれているようだ。

『The Block』はPC(Steam)向けに、今夏発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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