TYPE-MOONの送るビジュアルノベル『魔法使いの夜』PS4/Nintendo Switch版が12月8日発売へ。圧倒的な演出の作品が、フルボイス/フルHD化

アニプレックスは5月27日、『魔法使いの夜』PlayStation 4/Nintendo Switch版を2022年12月8日に発売すると発表した。通常版の価格は税込6600円。初回限定版には、化粧箱と設定資料集が付属する。

アニプレックスは5月27日、『魔法使いの夜』PlayStation 4/Nintendo Switch版を2022年12月8日に発売すると発表した。通常版の価格は税込6600円。初回限定版には、化粧箱と設定資料集が付属する。

『魔法使いの夜』は、2012年にPC向けとして発売された、TYPE-MOONによるビジュアルノベルである。本作の舞台は、1980年代後半の三咲町。地方都市であるこの町には、ちょっとした噂話があった。いわく「坂の上のお屋敷には、二人の魔女が住んでいる」という。メインキャラクターの静希草十郎は、現代に下りてきたばかりの平凡な男子高校生だ。草十郎は、「ある意味タイムスリップした」ような状態であり、街の豊かさに感心しつつ、新しい暮らしに少しずつ順応し始めていた。そんなある日、草十郎は夜の街で魔術を使う蒼崎青子の姿を目撃。現代を生きる魔法使いと魔女に関わることになる。


本作はノベルゲームである。テキストによって状況が説明され、立ち絵や背景によって情景が具体的に描写。そういった基本的な仕組みにおいて、本作はノベルゲームそのものといえる。ただし本作では、奈須きのこ氏による物語が、つくりものじ氏による巧みな演出によって、豊かに彩られている。作中の静かな空気感から動きのある戦闘シーンまでを、素材を上手く活かして緻密に表現。映画を見ているような体験は、本作の大きな特徴と言えるだろう。

また『魔法使いの夜』PlayStation 4/Nintendo Switch版では、フルボイス対応によってキャラクターたちに音声が追加され、画面解像度もフルHD化。声の表現と大きな画面によって、演出が強化されているわけだ。日本語/英語/中国語(繁体字/簡体字)に対応している


魔法使いの夜』PlayStation 4/Nintendo Switch版は、2022年12月8日に発売予定。通常版の価格は税込6600円。限定版は税込7700円で、こやまひろかず氏の描き下ろし特装化粧箱と、設定資料集が付属。設定資料集の内容は、10年前にPC版に付属していたものと同じ内容となる。またPS4向けのデジタルデラックス版は税込7150円で、設定資料集のデジタル版が付属。5月28日からは予約開始予定となっており、各種店舗特典も用意されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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