廃医院探索ホラーゲーム『米砂原醫院』Steam向けに発表、2022年夏配信へ。70年代に起こった、院長の失踪事件

DorsalFin Studioは5月22日、『米砂原醫院(よねさわらいいん)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、リリース時期は2022年夏。発表にあわせて、Steamストアページや公式サイトが公開されている。

国内のインディーゲームスタジオDorsalFin Studioは5月22日、『米砂原醫院(よねさわらいいん)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、リリース時期は2022年夏。発表にあわせて、Steamストアページや公式サイトが公開されている。

『米砂原醫院』は、廃医院で起こった失踪事件を追う、探索系の3Dホラーゲームだ。本作の舞台は、米砂原醫院という1978年に廃業となった廃病院である。米砂原醫院は、1978年に院長が突然失踪したことで廃業になったという。それから10年後、捜査関係者に届いた1本の電話により、物語が大きく進展。本作で主人公は廃病院を訪問し、失踪した院長に何が起こったのかなど、過去に起こった失踪事件の謎を追いかけることになる。


本作でプレイヤーは米砂原醫院を訪れ、内部の探索を進めていく。米砂原醫院の中には、デスクの上に残されたファイルや放置された手術台など、病院だった頃の痕跡が存在している。プレイヤーが闇に閉ざされた廃墟内を歩き回り、手がかりを見つけ出すことで、かつて起こった事件の真実が徐々に判明。探索に重点が置かれているそうなので、雰囲気のある廃墟の探索に期待したいところだ。プレイ時間は、2時間から3時間程度。舞台の廃医院は、日本にあるさまざまな廃墟を参考に制作されている。

また本作には、ホラーゲームが苦手なプレイヤーに向けた、ホラー要素のまったくない廃墟探索モードが用意されている。廃墟探索モードでは、朝/昼/夜のシチュエーションで、廃病院が探索可能。カメラ機能も用意されており、廃墟写真の撮影もできるという。本編とは別のゲームモードによって、怖くない体験が用意されているのだろう。


本作を手がけているのは、国内のインディーゲームスタジオDorsalFin Studioである。同スタジオはあたかね氏、ぶっさん氏、tekktekk氏の3名をコアメンバーとして立ち上げられたスタジオ。メンバーは本業でもゲーム制作に携わっており、プレイベートの休日1日を制作時間に当てる形で、開発が進められている。過去作としては2021年3月に、明治初期の廃旅館を舞台にしたホラーゲーム『真砂楼』をリリース。同作では、日本の廃旅館を参考に制作されたという廃墟が、思わず背後が気になってしまいそうな雰囲気と共に表現されていた。新作では前作同様、雰囲気のある廃墟探索に期待したいところだ。

米砂原醫院』は、PC(Steam)向けに2022年夏にリリース予定だ。またDorsalFin Studioの前作『真砂楼』が現在セール実施中。Nintendo Switch/Steam版共に、5月28日までの期間50%オフの税込660円で購入できる。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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