タクティクスRPG『フェアリーフェンサー エフ Refrain Chord』PS4/PS5/Nintendo Switch向けに9月15日発売へ。フェンサーの戦いが、システムを変更して登場

コンパイルハートは5月19日、『フェアリーフェンサー エフ Refrain Chord』を9月15日に発売すると発表した。タクティクスRPGとなった『フェアリーフェンサー エフ』シリーズ最新作だ。

コンパイルハートは5月19日、『フェアリーフェンサー エフ Refrain Chord』を9月15日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch。通常価格は税込8580円。限定版およびデジタルデラックス版は税込1万780円。一部販売店では、店舗特典も用意されている。

『フェアリーフェンサー エフ Refrain Chord』は、『フェアリーフェンサー エフ』の主要キャラクターたちが登場する、タクティクスRPGである。本作の世界には、かつて女神に授けられた知恵により、高度に発達した文明があった。しかしある時、女神と邪神の争いが発生。文明はほどなく消滅してしまったという。

本作の主人公ファングは、妖聖の宿った武器「フューリー」を使って戦う剣士フェンサーである。元来食べることとサボることしか考えていないファングは、彼のパートナー妖聖アリンのため、仲間と共にフューリーを探し集めていた。アリンが記憶喪失であり、彼女が唯一覚えていた目的「女神復活」にフューリーが必要なためである。そんな中ファングと仲間たちは、歌で人を救う少女と、歌で人を洗脳する少女に遭遇。歌姫を自称する彼女たちの不思議な力が、ファングを運命へと導く。キャラクターとしては、『フェアリーフェンサー エフ』にも登場していたティアラも登場する。


ファングたちは、高低差のあるフィールド上で敵と戦う。戦闘になるとファングやティアラといった仲間たちが、ユニットとして盤上へ出現。キャラクターの向きや高さ、ゲージが貯まるとパワーアップできるフェアライズなどを活用し、ユニットを操作して敵の殲滅を目指していく。

戦闘における特徴としては、本作には歌姫による歌「フェアリーアリア」が存在している。歌姫がマイクに宿った妖聖の力を借りて歌うことで、仲間にさまざまな強化を付与。具体的には、フェアリーアリアの範囲内のユニットにいるユニットが大幅な強化を受けるという。戦況に大きな影響をあたえるほどであり、歌姫とほかのユニットの位置関係が重要になりそうだ。また、敵味方双方の歌姫が歌うと、ドラマチックレゾナンスが発生し、2人の歌が重なったエリアでは歌の効果が倍化。歌声も混じり合い、ダブルボーカルの楽曲が流れる。

システムとしては、装備変更やポイントの振り分けによるキャラクターのカスタマイズが搭載。ワールドマップ上に手に入れたフューリーを刺すと、レア装備やバトルステージが出現する「ロケートインフルエンス」も導入されている。


『フェアリーフェンサー エフ』シリーズは、過去に女神と邪神の戦いが起こった世界を舞台に、青年ファングが神々を巡る戦いに巻き込まれていくファンタジーRPGだ。過去作としては、『フェアリーフェンサー エフ』が2013年にPlayStation 3向けとして発売。シナリオやシステムを追加した『フェアリー フェンサー エフ ADVENT DARK FORCE』が2015年にPlayStation 4向けとしてリリースされている。

本作では、ゲームシステムがコマンドバトルRPGからタクティクスへと変更。シリーズの最新作として、過去の主要キャラクターや新キャラクターの歌姫などにより、新たなストーリーが展開されるようだ。また本作の発売にあたって、コンパイルハートからは新ブランド「ガラパゴスRPG evolve」が発表されている。これまで同社は、「日本の特定のお客様向け」のRPGブランドとして「ガラパゴスRPG」を展開してきた。「ガラパゴスRPG evolve」では、さらなる進化を加え、新たなゲームがリリースされるそうだ。


フェアリーフェンサー エフ Refrain Chord』はPlayStation 4/PlayStation 5/Nintendo Switch向けに、9月15日リリース予定。通常版は税込8580円。限定版およびデジタルデラックス版は税込1万780円。限定版には、サウンドトラックCDや描き下ろしクリアアートが付属。予約特典として外伝小説や楽譜入りのビジュアルブックが用意されている。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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