Nintendo Switchで遊んでる『春ゆきてレトロチカ』は楽しさ8不満2。Steam DeckにEpicランチャー入れてみた。ハンドスピナーRPGでPCが吠えた。今週のゲーミング

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。336回目です。

Now Gamingは毎週日曜日、各ライターがその週にプレイしたゲームについて、ゆるく書きちらすコーナーです。336回目です。なにげない日々がかけがえないのかもしれません。


積みゲー消化への一歩

今週は、Steam DeckにEpic Games Launcherを導入していました。Epic Gamesストアで購入したゲームも何本かありますが、それより無料配布のタイトルを積みまくっているので。基本的には以前紹介したXbox Cloud Gamingと同じく、外部アプリとしてSteamのライブラリに追加するかたちになるものの、今回はそこからランチャーをインストールし、適切に動作させるための作業も必要で、手順はやや複雑。詳細はググってください。

ランチャーからして互換レイヤーのProtonを介して動作させる格好となり、そのせいかブラウズなどはモッサリ気味。ただ正しく機能はしており、ゲームをインストールしてしまえば、あとは快適にプレイ可能です。もちろん、そのゲームにSteam Deckとの互換性があるかどうか次第ではありますが。SteamOSを利用する限り、この制約はずっとついて回ります。
by. Taijiro Yamanaka


パソコンも回って燃えるかと思った

今週はSteam早期アクセス配信中の『Fidget Spinner RPG』を遊んでいました。本作はいつぞや大流行した、いわゆるハンドスピナー(Fidget Spinner)をとにかく回すゲーム。分類としては『Cookie Clicker』などと同じジャンルの作品です。ハンドスピナーをガンガンクリックしまくって回転させるゲームかと思いきや、本作はスキルの発動で進行していきます。タイトルどおりRPG風要素あり、スキルを使用するたびに対応する能力の経験値を入手可能。レベルが上がると単にハンドスピナーを回すのが効率的になったり、鉱石採掘と装備クラフトが上達したり、さらにはマクロ機能までアンロックされるなどの要素の広がりを見せます。

ただ、筆者がびっくりしたのは本作の意外な負荷の高さ。シンプルな画面ながら、起動した瞬間にCPU/GPUファンがハモりながら「ンヌマァァァァオオオオオオオ!!!」と雄叫びをあげるので心配になりました。また、ハンドスピナーの回転数が上がると黒煙をあげて炎を吹く演出があり、パソコンも発火するんではないかと奇妙な臨場感。ただこれは、筆者がほかにいろいろ起動していたのも原因と思われます。負荷軽減オプションもいろいろあるほか、ウィンドウを切り替えて裏に回せば負荷もかなり緩和。電気代をちょっと心配しつつプレイしていきます。
by. Seiji Narita

本格ミステリー警察だ!

『春ゆきてレトロチカ』が面白い。ドラマとゲームが高次元で融合されていて、すでに満足してます。桜庭ななみさんらキャストの演技はピカイチ。ゲーム部分とドラマ部分がテンポよく切り替わり、ゲーム側の演出も凝っている。ドラマはちょっとくすんだようだ光の演出が印象的で、Nintendo Switch有機EL版の発色と相性よく美しく映り、見ているだけでうっとりです。

舞台設定や引き込み方もこだわりが見えて素晴らしい。ただ、10時間ぐらい遊んだ限りは、トリックはあんまり好みじゃないもの多め。このへんは、ひとつものすごいトリックがあればひっくり返るかもなので、クリアまで結論は保留です。一方で、解法までの手引きの丁寧さは好きです。パズルを解いていくことで、正しそうな理屈から、はちゃめちゃなロジックまで考案可能。理解が浅くても“それっぽい”ロジックを生み出していけるので、選択肢の広さもあり。ゲーム側もうまく選択肢を出してくれるので、推理の楽しさと親切さが両立されていて、工夫を感じます。

気になるといえば、間違った選択肢を選んだ演出も面白いので、気軽に失敗しやすいよう、もうちょっとセーブロード気軽にできたら嬉しかった。推理後セーブさせない仕様はちょっと噛み合ってない感。ピースはめこむ操作性もちょい不満。と、楽しさ8不満2ぐらいですが、土台がしっかりできているのでかなり楽しんでます。定価7000円超えで買う時は高く感じましたが、個人的には納得のお値段。
by. Ayuo Kawase

AUTOMATON JP
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